冬は手足が冷えて眠れない、寒くて朝起きられない…。冬でもぐっすり眠るために必要なのは、正しい知識と快眠のための環境づくり! 間違いがちな冬の睡眠法を医師や睡眠のプロが判定します!
すべての画像を見る(全3枚)プロが判定!快眠できる正しい環境をジャッジ
よく眠って、翌朝すっきり迎えたい。そんな快眠の正しい環境づくりについて、青山・表参道睡眠ストレスクリニック院長の中村真樹先生と、睡眠コンサルタントの友野なおさんに伺いました。
●冬のお風呂は「熱めのお風呂 or ぬるめのお風呂」
A:38~40℃のぬるめの湯に20分ほどつかれば体の芯まで温まり快眠に
「熱めのお風呂に入ると体が緊張し、入眠を促すはずの副交感神経の働きが鈍ります。また、体の表面温度しか上昇せず、芯まで温まらないので、すぐに冷えてしまいます。入浴はぬるめの湯で、20分間を目安にリラックスしながら体の芯まで温めましょう。また、就寝する1時間前までにすませておくと、入眠がスムーズです」(中村先生)
「入浴後はレッグウォーマーなどで足首を温めれば、就寝するまで体が冷えにくくなりますよ」(友野さん)
Q 眠る前は「少量のアルコールを飲む or ノンカフェイン飲料を飲む」
A:温かいノンカフェイン飲料が内臓を温めて、深い眠りを誘う
「人は脳や内臓などの『深部体温』が下がると眠くなります。寒い冬は、温かい飲み物で就寝前にこの『深部体温』を一度上げてから下げることでより深い眠りに就くことができます。アルコールは睡眠が浅くなり、トイレなどで夜中に目を覚ましやすくなるので、飲むなら就寝1時間前まで。『寝酒はほどほどに』を心がけましょう」(中村先生)