歳を重ねると、なぜかお気に入りの服が似合わなくなるという現象に悩む人が増えています。整理収納アドバイザーのハギヤマジュンコさんは、40代になって服の選び方を変え、クローゼットの中身を減らすことに成功したそう。詳しく教えていただきました。

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ハギヤマジュンコさん
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入るサイズと、似合うサイズは違う。40代の服選び

 

外出の機会がぐんと減ったここ数年。おしゃれして出かける予定も服を買う機会も減りました。ここでは、私が40代になって服選びについて考えていることと選び方、服の減らし方についてご紹介します。

●40代になって、再度変わった服の選び方

後ろ姿

子どもが生まれたときに「服選びの基準」が変わりました。「家で洗えるかどうか」が基本になったのです。
いつ汚されても大丈夫! 引っ張られても大丈夫! な服が、選ぶ基準だったように思います。

 

娘を抱っこすることもなくなった40代の私。
今度は「着ていて私らしいか?」イコール「ラクでいられるか?」に変わっています。

おうち時間が増えたことで、リラックスできる服を選ぶことが多くなったのですが、それ以外にも、理由があります。

 

●入るサイズと、似合うサイズは違う

 

歩く女性

服を10〜20年も着るくらい物持ちのいい私は、定番ものは、プチプラではなく少しいいものを買うようにしていました。
そして、10数年前の服も「まだ(なんとか)着れる」と思い着ていました。

 

そんな私が最近やっと気付いたのが「入るサイズと、似合うサイズは違う」ということです。

年齢を重ねると、体重が変わらなくても
「あれ、去年いい感じで着れてたはずやのに…。今年着たら野暮ったいのはなんで?」
と思うことが悲しいかな多々あって…。「入るけれど、似合わない」のです。

 

そこで採用したのが「サイズをひとつ上げる」というアイデアでした。

 

●捨てたのは「まだ〇サイズが着れる」と言う小さなプライド

コーヒーをいれる女性

今までの服のサイズだと入るけれど、なにかがんばってる感があったのが、サイズをひとつ上げることで、余計な(←ここ大事!)お肉のラインを拾わず、さらに体を動かすときにゆとりもあって、着ていて気持ちがいいのです。
これは新鮮な驚きでした。

 

「まだ○サイズが入る!」という小さなプライドを捨ててみたら、鏡に映る自分が前より少しあか抜けた感じもします。