無理なくお金を貯めている読者に取材をした結果、上手にお金を貯める人は「貯める」「使う」のメリハリが利いていることが判明。とくに子どもが小さい家庭では、教育費など将来的にかかるお金を見据えて貯蓄をしていくことが大切に。そこで今回は、先取り貯蓄で貯まる仕組みをつくりつつ、今の暮らしに見合ったお金の使い方を実践している貯め達人に、そのセオリーを聞いてみました。

家計簿をつける女性
貯まりやすい仕組みをつくっておくのがキモ(※写真はイメージです)
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「貯まる仕組み」をつくればいつの間にか貯められる!

貯蓄は「先取り貯金と投資がメイン」というあんこさん。5歳と1歳のお子さんとの4人家族です。予算を計画的に株やiDeCo、投資信託、学資保険に回すことで、自動的に貯まる仕組みにしています。

「身の丈以上の使いすぎを防ぐため、給与天引きも活用しています。また、通帳やクレジットカード、電子マネーの使用状況は、『ZAIM』のアプリと連動。夫のクレカの利用額も把握できて便利ですよ」

ただし、やみくもに節約をしているわけではありません。

「私がもともと通っていた習い事のピアノを子どももやりたいというので、今は親子で通っています」

節約したお金を、親子のコミュニケーションにも役立てています。

 

【あんこさんのプロフィール】

イラスト女性

35歳。夫(37歳)、長女(5歳)、長男(1歳)の4人家族。貯蓄は、株やiDeCo、学資保険などを取り入れた先取りが基本。大切にしている言葉は、「貯金は義務です」

 

【あんこさんの家計表】

夫の月収(手取り) 275,000円
児童手当 25,000円
その他収入(株配当) 3,000円
収入合計 303,000円

食費(外食費含む) 75,000円
日用雑費 10,000円
レジャー・交際費 35,000円
通信費(携帯電話2台分、プロバイダーほか) 12,700円
電気料金 18,000円
水道料金 9,000円
子ども費(幼稚園代含む) 23,000円
クルマ費 25,000円
こづかい(夫) 25,000円
学資保険料 8,100円
そのほか雑費 16,500円
株投資(給与自動天引) 20,000円
iDeCo(給与自動天引き) 5,000円

貯金 20,700円
支出合計 303,000円
収支 0円

世帯年収/約462万円 ※
年間貯蓄額/102万円

住居費(社宅)は年42万円が給与から自動天引き