●家にある“お玉”は20年くらい使っています

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気分を一新するため、家の中を整えたくなる時季ですが、長澤さんは「なるべくものを捨てない暮らし」を心がけているそう。
「手放すのは、本当に着なくなった服やぼろぼろになった服くらい。新しく買ってなにかを捨てる…ということに抵抗があるんです。捨てるくらいなら、最初から買わない方がいいかな? と思ってしまって。だからあまり長もちしないものは買わなくなりました」

不要なものを増やさないよう、買うときは暮らしに合うかどうかをしっかり吟味するのがルール。

「新しいものより、気づいたら家にずっとあった…みたいな古いものが好きなんです。キッチンのお玉なんて、上京したときから同じものを使い続けていて。もう20年くらいですね。どこでいつ買ったのかも覚えてないし、取り立てて使い心地がいいわけではないんですけど、私のお玉! みたいな愛着があって(笑)。ものを手放すときも、単に捨てるだけではなく、うまくリサイクルできる仕組みをつくれたらいいですよね」

昨年からおうち時間が増え、日常が変化するなか、とりわけ変わったのが、朝の過ごし方。
「朝ご飯をつくって食べて、コーヒーやお茶を飲んで。今までそういう時間がなかったので、気持ちもゆったりできている気がします。夜も早く家に帰っているので、以前よりもひとりの時間を大事にできるようになりました。ただ時間があるといっても、考えるのは仕事のことなんですけどね」

気の利いたことを言えなくてすみません、と笑いながらも「今は仕事がいちばん楽しいから、打ち込むのは苦ではないんです」ときっぱり。2022年も、さらに輝いた姿を見せてくれそうです。

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