ちょっとしたひと手間が、つもりつもると大きな節約になることも。もし、いつも買っているペットボトルのお茶をやめて、家で入れたお茶を持ち歩く習慣に変えたら…。お茶のプロ・北城 彰さんのアイデアをお借りして、時間が経ってもおいしく飲めるお茶の入れ方を紹介します

通常より5倍濃いお茶をつくって、粗熱を取るのがキモ

 飲み物代を節約するには、家からお茶を持ち運ぶのがいちばんですが、時間がたったお茶は渋くておいしくない…なんて経験ありませんか。「それはお茶が酸化してしまったからです。酸化を防いで職場などでもおいしいお茶が飲める方法を、紹介しましょう」(北城さん)

【1】お茶を濃く出す

5gの茶葉に対して200ccの湯(通常は1L)を入れて急須で10分近く蒸らし、通常より5倍ほど濃いお茶をつくる

お茶を濃く出す
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【2】容器に移して冷やす

お茶を容器に移し、粗熱を取ってから冷蔵庫に。「こうすると熱による酸化が抑えられます。前日につくりおきしておいても大丈夫です」(北城さん)

容器に移して冷やす

【3】水筒に入れて持ち運び、飲む直前に熱湯で割る

冷やしたお茶は水筒で持ち運び、飲む直前に好きな容器に入れて、熱湯で5倍に薄めてからいただきます

水筒に入れて持ち運び、飲む直前に熱湯で割る

●教えてくれたプロの方

北城彰
北城彰さん

高級茶ブランド「HOJO」代表 北城 彰さん

食品会社に勤務ののち、お茶の会社を起業。1年の大半をアジアなど各地の産地で過ごし、独自の厳しい視点に基づいた茶葉のみを選定、販売する