日本最難関の大学である東京大学生の経歴を持つ著名人に、子どもの頃から今までに住んできた家の数々についてインタビュー。 今回登場するのは、作家、脚本家、画家、CMディレクター、映画監督、作家、エッセイスト、コピーライター、演出家、ラジオパーソナリティなど、型にはまらないボーダーレスな活動で知られるクリエイターの大宮エリーさん。どんな環境で勉強していたかなど、東大生ならではの気になる点もお聞きします。
すべての画像を見る(全11枚)幼少期の大宮エリーさんは大阪の長屋で暮らし。小学校入学のタイミングで東京のマンションに引っ越しました。
「両親が共働きだったから、私は鍵っ子で。当時の記憶はあまりないんですけど、鍵を忘れて学校に行っちゃって、帰ってきても家に入れないっていうことが多かったですね」
中学、高校はオーケストラ部に所属し、朝練、夕練と多忙な日々を過ごします。部活と勉強、どうやって両立させていたのでしょうか?
「私の場合、机に向かって勉強するというよりも、通学時間をフルに使って、ぶつぶつ言いながら覚えるほうが合っていて」
歩きながらはもちろん、電車、バスなど移動時間をすべて勉強に活用。20分電車に乗る、15分歩く。その時間内でプランを組み立てて、集中して勉強していたそう。
「現役時代、試験のときに隣に座っていた人の貧乏ゆすりが気になって、集中できなかったんです。それも落ちた原因のひとつだと思って」
予期しないハプニングが起こっても動じない心を得るために大宮さんが実践したのが、お風呂の中で集中力を高めるトレーニングでした。お風呂を真っ暗にして、蛇口を少しゆるめてお湯がぽたぽたと落ちるその音だけに集中するというもの。
「本当に効果があったなと実感しているので、集中力がなくて困っている人にはおすすめですよ」