プライバシーを守りつつ、上から光を取り入れるRC打ち放しの家
すべての画像を見る(全20枚)2階廊下から見たトップライト。廊下の上部にもトップライトがあり、夜空に浮かぶ月が楽しめます。
2階の夫の書斎。自宅ではダイニングで仕事をしていますが、オンライン会議のときはここへ。
北側には、夫妻のあこがれだった片持ち構造のスケルトン階段が。階段吹き抜け下のリビングはコンクリートの壁面に守られながら、トップライト越しに空が見える開放感が魅力。穏やかな北側の光に包まれる気持ちよさも加わって、妻はこの居場所がお気に入り。「休日は家族でソファの争奪戦をしています(笑)」(妻)。
前面道路から見たRC打ち放しの外観。セキュリティとプライバシー面を重視し、地階と1階は外部に面した窓がないデザインに。「近所の人に倉庫と間違えられました(笑)」(妻)。外から室内が見えない2階には、借景を楽しむスリット窓を設けています。
間取り
Data
敷地面積/114.00㎡(34.55 坪)
延床面積/160.85㎡(48.74 坪)
地階/58.91㎡(17.85 坪)
1階/57.00㎡(17.27 坪)
2階/44.94㎡(13.62 坪)
用途地域/第1 種低層住居専用地域
建ぺい率/50%
容積率/100%
構造/混構造(RC 造+木造軸組工法)
竣工/2018 年10 月
素材
[外部仕上げ]
屋根/塩ビシート防水
外壁/コンクリート打ち放し、ジョリパッド
[内部仕上げ]
地階 床/磁器質タイル
壁・天井/コンクリート打ち放し
1 階 床/磁器質タイル
壁/コンクリート打ち放し
天井/ジョリパッド
2階 床/フローリング
壁・天井/ビニールクロス
設備
厨房機器/オリジナル
衛生機器/LIXIL
窓・サッシ/YKK AP、LIXIL
施工/中野工務店
清水貞博+松崎正寿+清水裕子(atelierA5 建築設計事務所)
※情報は「住まいの設計2021年12月号」取材時のものです