快適な地下のバスルーム実現6つポイント
ポイント1:浴室暖房乾燥機+ホスクリーンで、浴室を物干し場に
すべての画像を見る(全20枚)家族全員が花粉症で外干しはできないけれど、洗濯乾燥機では乾燥容量がたりないという妻。そこで、ガス式浴室暖房乾燥機の吹き出し口の両側に、着脱可能な物干し竿受け「ホスクリーン」を取りつけ、浴室ごと乾燥室に。
ポイント2:洗濯動線はバスルーム内でほぼ完結
【洗う】洗濯乾燥機は洗濯7㎏、乾燥3㎏タイプのAEG。洗面カウンター下にビルトインできるので、コンパクトなバスルームにぴったり。洗濯好きの妻は朝晩2回洗っています。
【干す】「ホスクリーン」は浴室内のほか、洗面カウンターの前にも設置。洗濯乾燥機から取り出したタオルや靴下などを、いったん小物干しハンガーにつるすときに便利。
【しまう】風呂上がりに着る下着やパジャマ、タオルは、洗面カウンターのつり戸棚が定位置。右側の扉2枚分は奥のガレージ収納までつながり、奥行きが深いのでたっぷり入ります。
ポイント3:明るく風通しのいい、南側ドライエリア
地階の水回りは湿気やカビが心配ですが、ジメジメ感はゼロ。ドライエリアを日当たりのいい南側に配置し、天井のグレーチングから1階テラスの光と風をふんだんに取り込んでいます。ここでペットのインコを遊ばせることも。
ポイント4:ライトアップと植栽で、くつろぎ空間を演出
日中はドライエリアに植えたモミジ、夜は間接照明でバスルームを演出。降り込む雨水は砂利の下の土壌に浸透させていますが、排水口も2か所設置して、ゲリラ豪雨に対応。
ポイント5:ヘアスタイリングに便利なハンドシャワー
「朝、シャンプーまではしないけれど、髪を濡らしてセットしたい」という夫の要望で、洗面カウンターにハンドシャワーが引き出せる水栓を選びました。洗面ボウルのお手入れにも便利。
ポイント6:光を届ける広がりのスリット窓
ドライエリアに落ちる間接光は、天井際のスリット窓を通して、奥のガレージに届けられます。コンクリート壁に囲まれていても視線が上方に抜けるので、閉塞感はありません。
庭代わりのテラスでは、オリーブの木陰で家族と外ご飯
1階LDKの見下げ。以前から使っていたUSMハラーのテレビボード、イームズのロッキングチェア、ルイスポールセンのペンダントライトをモノトーン空間の明るいアクセントに。
壁側にコンロとオーブン、ダイニング側にシンクを据えたⅡ型キッチン。カウンターの奥で勉強する長女と、キッチンに立つ妻の目線を、床段差でそろえました。
チェリー材の美しいキッチンと木製家具、テラスのオリーブの緑がコンクリートとタイルの硬質なLDK空間にうるおいをもたらします。冬場は暖かな日差しにほっとすることも。全面ガラス張りの開口部の外には、地階ドライエリアにつながるグレーチングが。
LDKと南側テラスの壁・床は同じ素材で統一。そのためLDKがテラスまで延びているような広がりを感じられます。