家族や友達と泊まりがけで旅行する機会が増える夏休み。観光で疲れたら、夜はホテルや旅館でゆっくり過ごす時間を楽しみましょう。
夜のくつろぎ時間がもっと快適に、充実したものになるという7つの便利アイテムを、トラベルライターの佐藤望美さんに教えていただきました。
夫婦旅行にも、子連れ旅にも!達人が必ず持っていく7つ道具って?
月2回は国内外に取材旅行に出かけ、子連れでも年5回ほど家族旅行している、トラベルライターの佐藤さん。
いつも旅に持参する7つ道具があるそうです。それがこちら!
1.プラスチックのワイングラス
2.ボトルオープナー
3.ボトルキャップ
4.アルコール除菌スプレー
5.Bluetoothスピーカー
6.ミニクロック
7.ハンガー
それぞれの道具の使いみちと、ホテルや旅行での滞在を楽しく、快適にするコツを伺いました。
●1.ワイングラスがあれば、客室でのバータイムがグレードアップ
ホテルの客室では、まったりくつろぎたい人が多いのではないでしょうか。夕食を食べて客室に戻り、ちょっと1杯、というときにあると便利なのがプラスチック製のワイングラス。
「客室にワイングラスが備えつけられている場合もありますが、たいていはカップ&ソーサーやロックグラスのみ。ワインやシャンパンを飲むなら、ワイングラスを持参すると気分が上がります。プラスチック製なら気軽に旅行に持っていけるので、私はペアで2種類購入しました」
たとえリーズナブルな部屋だとしても、バルコニーで夜景を見ながらワインを飲むと、ラグジュアリーな気分に。
●2.ボトルオープナーがあれば、手間いらず
ボトルオープナーはフロントで借りることができますが、海外旅行だといちいち頼むのが面倒に感じます。佐藤さんは必ず持参するそう。
「お酒を楽しむのにホテルのバーなどを利用してもいいのですが、くつろげるのはやはり客室。とくに小さな子どもがいる場合は、夜遅くまで出歩けないので、子どもを寝かしつけたあとに客室でバータイムを楽しめる準備をしておくと、旅の充実度がアップしますよ」
●3.節約派におすすめ!ボトルキャップがあればおいしく飲みきれる
もうひとつ、部屋飲み派にぜひ持参してほしいのがボトルキャップ。
「連泊するときはボトルキャップも持って行くと、大きいボトルでも飲みきることができてムダがありません。ミニボトルをいくつも買うと割高になるので、節約したい人にはおすすめ」
シャンパンなど泡が抜けてほしくないお酒も、最後までおいしく飲みきることができます。
●4.つめ替えたアルコール除菌スプレーはグラスの除菌やテーブルふき用に
使ったグラスやナイフはしっかり洗いたいところですが、数日間なら食器用洗剤とスポンジを持ち込むのは面倒。
「私はアルコール除菌スプレーを小ボトルにつめ替えて持っていきます。軽く洗ったグラスにシュッと吹きかけておけばきれいに。テーブルをふいたり、落としてしまった子どものおもちゃを消毒するのにも重宝します。旅の出先にも小分けにしたものをバッグに忍ばせています」
※液体を手荷物として持ち込む場合、国内線は1容器あたり500mlまで。国際線は100ml以下の容器に入れ、容器を透明プラスチック製袋に入れてください。
●5.携帯用Bluetoothスピーカーでお気に入りの音楽を持ちこむ
客室でリラックスするために持参しているのは、Bluetoothスピーカー。
「客室で過ごす時間は意外と長いもの。テレビをつけっぱなしにするのもあまり気が進まないので、スピーカーを持ち込んでBGMを流しています。無印良品のダイヤル式Bluetoothスピーカーは軽くて持ち運びしやすいのでおすすめ」
子どもがいる場合は、身支度や寝る準備をするときなどにいつも子どもが聞いている音楽をかけてあげれば、旅先でも生活リズムが整います。
●6.意外とあると便利なミニ時計
客室のアラームクロックは見にくい位置にあることも。
「そこで私は、IKEAのミニクロック、クロッキスを持参します。アラーム機能、温度、カウントダウン機能もついています。スマホの機能を使ってもいいのですが、家族みんなが見える位置に時計がある方がなにかと便利」
●7.子ども用ハンガーで洋服整理が格段にラクになる
ファミリー旅行の場合、子ども用ハンガーは忘れずに持参を。
「客室に備えつけのハンガーは大きいものばかりで、家族分の洋服をかけるにはたりません。子ども用ハンガーがあれば、持ってきたワードローブが見やすくなって身支度がラクになりますよ。ホテルで洗濯する場合、部屋干しもしやすくなります。海外だとタオルスタンドがないホテルも多いため、ハンガーはかなり重宝します」
こうしたアイテムがあれば、客室でのくつろぎ度が大幅にアップするはず。夏休みの旅行の参考にしてみてください。