家具や植木鉢など、床に直置きしているものの周りにはホコリがたまりやすいもの。でも、重たくて掃除のたびにどかすのもひと苦労です。

そこで注目したいのが、100均のキャスターつき花台。フォトスタイリストという仕事柄、インテリア事情に精通する貝賀あゆみさんに、意外な活用法を教えてもらいました。

重たいものはキャスターでスーッと移動。掃除も収納もひときわラクに!

キャスター
100円ショップで手に入るキャスターつき花台。使い道に合わせて形や色を選んで
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手前の角型は約19cm角、耐荷重が約20kg、100円ショップの200円商品です。奥の丸型の花台は100円商品で、直径約21.5cm、耐荷重は2kg。
本来は、植木鉢などをのせるものですが、わが家では耐荷重の範囲内でいろいろなものをのせて掃除の効率化をはかっています。

キャスターつきの花台は、お店によっていろいろな種類があるので、買う前に以下の2点をチェックしましょう。
・台のサイズと耐荷重
・キャスターの動きのなめらかさ

花台より大きなものをのせてしまうと、バランスを崩して倒れることもあるので注意してください。

●重たいものをのせて移動をスムーズに

風通しよく

まずは本来の使い方どおりに、プランターをのせてみました。花台と床の間にスペースができるので、風通しがよくなり、水やりでこもりやすい湿気や、鉢周りのホコリもつきにくくなりました。これだけでも掃除の手間が減らせます。

移動して掃除

キャスターつきなので、引き出すのもラクラク。重くてなかなか動かせなかった鉢周りの掃除が、ぐんとラクになりました。

花台よりも少し小さめの鉢だったのでジャストフィット。鉢と同じホワイトを使ったので見た目もスッキリです。

●取り出しにくい位置にあるものを取り出しやすく

まな板

わが家のキッチンの収納は奥行きがたっぷりあり、とくにいちばん下の段に奥行きいっぱいにものを入れると、少し取り出しにくいです。

ここには、ボックスに入れた料理本とホームベーカリーを収納。

ホームベーカリーの下にはプラスチックのまな板を置いて引き出せるようにしていましたが、まな板で引き出すと、フローリングがこすれて傷ついてしまい、別の方法を考えなければ…と思っていました。

ホームベーカリー

そこで、ホームベーカリー、料理本のボックスを両方とも花台の上にのせたら、取り出すのがとてもラクに!

ちなみに久しぶりに本を移動させたら、奥にはすごいホコリが…。キャスターのおかげで、奥まで掃除が行き届くようになりました。

●子ども部屋のゴミ箱をのせたら率先して片づけるように

ゴミ箱

子ども部屋のゴミ箱は机の奥に置いています。おさまりがいい場所なのですが、奥にあるので取り出すのは少しめんどう。

そこで花台にのせてみたところ、「これ、楽しい!」と小学生の娘に好評です。

工作などを床でやることも多いのですが、脇にゴミ箱を持ってきて、テキパキとゴミを捨てています。楽しい要素が加わると、ゴミ捨ても進んでやってくれるようです。

キャスターつきの花台は、予想以上に使えるアイテム。家じゅうのあちこちで活用して、時短掃除に役立ててみてください。