自分の黒歴史を赤裸々に描いた漫画を、インスタグラムで発表している大盛のぞみさん。2人の子どもを育てる母でもある彼女が、“ほっこり下品”な、ゆるい子育て漫画をお送りします。
今回、ついについに出産!助産師さんにおなかの上に乗られながら、なんとか産み落とした感想は?
いきんでも赤ん坊が出てこない!いきみが下手な理由は、もしかして…
どうしよう。胎盤が外れてしまった!!
周りが急に慌ただしくなって帝王切開の準備が進むなか、最後の内診。
赤ん坊はすぐそこまで降りてきてるとのこと!
思いっきりいきめと言われて思いっきりいきんだけど、いきみ方がたりないらしく、助産師さんがお腹に後ろ向きで飛び乗ってきた。
「私が合図する度に思いっきりいきんでください!!」
と、言われ助産師さんの尻を見ながら、思いきりいきむ。
「まだまだ! もっといきんで!!」
叫ばれながら、「なんで私はこんなにいきむのが下手なんだろう」と泣けてきた。
あとになって、いきむのがなぜあんなに下手だったのか考えてみたんだけど、考えられる理由のひとつが、今までの人生一度も便秘をしたことがないこと。
汚い話だけど、う○こさんをするときに、本気で力を込めたことが私は1度もないのである。
そしてもうひとつは、腹の筋肉不足。
私の腹の肉はほぼ贅肉なので、赤ん坊を押し出す力が弱かったのだろう。
さらに無痛分娩の麻酔も、理由のひとつかもしれない。
麻酔がかかっているといきむ感覚が掴みにくくて、吸引分娩になることも多いと噂で聞いていた。
その例にもれず、私も吸引分娩することに。
オギャーオギャーと無事生まれてきた赤ん坊の頭は、吸引でビリケンさんのように尖っていた。
生まれてまず思ったのは
「生きてる!! よかった!!!!」
その次に思ったのが「めちゃくちゃ紫だったけど大丈夫なんやろうか…」ということ。
自分が想像していた赤ん坊の姿とはちょっと違っていたけど、おなかの中に赤ん坊が本当にいたんだ!! と、実際にこの世界に出てきた赤ん坊の姿に猛烈に感動した。
次回、出産直後のバブ(夫)と私の心が激変します。