まだまだ油断ができない新型コロナウイルス感染症。手洗い、マスク着用、3密回避という基本的な予防法はもちろんですが、自分の体の免疫力を高く保つことも、感染予防にとって、重要なことです。ここでは『自宅で簡単! 自衛隊式エクササイズ』(扶桑社刊)より、免疫力を上げる自衛隊の食事についてご紹介します。
免疫力を高める自衛隊の食事。コロナウイルスにも負けない体をつくる
日本を守っている自衛官は、毎日の食事を基地や駐屯地の隊員食堂でとります。朝・昼・晩食べても飽きのこないように考えられたバラエティに富んだメニューが提供されていますが、どれもが強く丈夫な体を維持するために、栄養士や自衛官アスリートの栄養管理・指導を行う自衛隊体育学校の専門官などが監修した健康的なメニューになっています。
すべての画像を見る(全3枚)「免疫力を高める食材として、善玉菌を増やし、腸内環境を整える食品や、免疫細胞の働きを高めるビタミンなどの栄養素を多く含んだ食品などが挙げられます。これらの食品を取り入れながら、1日3食バランスの良い食事を取りましょう」と話すのは、今回『自宅で簡単! 自衛隊式エクササイズ』でレシピをセレクトしてくれた自衛隊体育学校スポーツ学科栄養助教の横道渉2等陸曹。
免疫力を高めることは、感染リスクを下げるだけでなく、健康に生活するための体力を向上させることにつながります。そのセレクトの中から2つ、ここで紹介します。自衛隊メシで免疫力を高め、新型コロナウイルスに負けない体づくりを目指しましょう。
●長州どりのねばねば丼
【材料(2人分)】
- 鶏モモ肉(食べやすく切る)小1枚
- A[酒、しょうゆ、みりん 各大さじ2 砂糖大さじ1]
- サラダ油 大さじ1/2
- ご飯 丼2杯分
- 納豆(添付のたれとともに混ぜる) 1パック(40g)
- オクラ(塩もみし、さっとゆでて冷まし、輪切り) 2本
- ナメコ(さっとゆでて冷ます) 30g
- 青ジソ 2枚
- 長イモ(すりおろす) 40g
- 温泉卵 2個
【つくり方】
(1)小さめのボウルにAを入れて混ぜ、砂糖を溶かす。
(2)フライパンにサラダ油を熱し、鶏肉を皮目を下にして入れ、中火で焼く。焼き色がついたらひっくり返し、弱火で裏面も焼く。
(3)フライパンの余分な脂をペーパータオルでふき取り、(1)を入れる。上下を返しながら、全体にたれを絡めて照りを出す。
(4)器にご飯を盛り、(3)をのせ、長イモを全体にかけてから納豆、オクラ、ナメコ、青ジソをのせて、中央に温泉卵を割り入れる。
★免疫アップポイントはこれ!
オクラ、ナメコ、長イモなどのねばねばの正体は、ムチンという多糖類。ムチンには胃などの粘膜を保護して丈夫にすることでウイルスの侵入を防ぎ、タンパク質の消化・吸収を助ける働きがあります。