洋服と器が大好き。そんなCさんが暮らす、マンションリノベーション事例を紹介します。リノベの大きなテーマになったのは、愛用の品々を収納するスペースを確保すること。玄関に入ると広がるのは、シューズクローゼットを兼ねた土間。そこからウォークインクローゼットを経て室内へ。スタイリッシュなLDKも含めて、見ていきましょう。
すべての画像を見る(全23枚)靴をたっぷりしまえる玄関土間。スーツケース置き場も余裕で確保!
共用廊下に面した窓の下に、靴用のオープン棚を設置した玄関土間。床を玄関のたたき部分と同様の塩ビタイルで仕上げ、一体感をもたせた空間です。
この窓を開けると隣接するウォークスルークローゼットまで風が抜けるため、湿気対策は万全。天井にはバーが取りつけてあり、室内干しにもここを活用しています。
オープン棚は壁の2面に設置したので、たっぷり靴を収納できます。スニーカー、サンダルなど、種類別にゾーニングしているのでとても選びやすそう。
最下段の棚板の高さを調節して、複数のスーツケースが余裕で置けるスペースも確保しました。居室に持ち込むのに少し抵抗があるものは、玄関回りに定位置をつくるのが得策です。
【この住まいのデータ】
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▼家族構成
本人▼リノベを選んだ理由
理想どおりの賃貸のデザイナーズマンションに暮らしていたものの、家賃が高いことが気になって物件購入を検討するように。窓から畑が見えるのんびりとした立地の築浅物件と出会い、広いLDKや収納力のあるクローゼットをかなえるべくリノベーションをおこなった。▼住宅の面積やコスト
専有面積/70.43㎡ 物件価格/3480万円(税別) 工事費/1253万円(税・設計料込み)
コーディネートの時短をかなえたウォークスルークローゼット
洋服が好きで、以前の住まいでは別に倉庫を借りていたというCさん。リノベで希望したのはもちろん洋服をたっぷりしまえるクローゼット。出し入れがしやすく、どこになにがあるかがわかりやすいオープンなウォークスルータイプのクローゼットを設けました。
「ウォークスルーだとコーディネートがしやすいし、湿気がこもりにくく、快適です」。玄関土間と隣接しているため、「出かける前に洋服と靴をトータルコーディネートできるので、すごく便利になりました」。
枕棚とハンガーパイプを設置した、オープンなつくりのクローゼット内部。手持ちの服が一目瞭然で、ストレスなく快適に着替えができます。
バッグのコレクションは廊下側に設けたオープン棚が定位置。ショップのディスプレイのような雰囲気が楽しめます。