暑い日差しが続く毎日。料理も、掃除も、洗濯もすべてが面倒くさ~い! そんなときは、無理せず家事を“ほったらかし”にしてみませんか?
料理家の近藤幸子さんに、家事を上手に手放して日々を軽やかに過ごすコツを教わりました。

テーブルの近くに女性
近藤幸子さんのご自宅のリビング
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家事はひとりで抱えず、前向きにほったらかす!

子育てと仕事で忙しい日々のなか、以前はなんでも自分でやってしまうタイプだったという近藤さん。ある日、「もしかして私、ひとりで勝手に疲れている?」と気づいてから、思いきって方向転換。抱え込むのはやめにして、できる人やできるモノに積極的に頼るようにしたそう。

「余計な手を加えない方がおいしくなる料理があるように、家事も無理しない方がうまくいくと実感しました。また、家族を“信じて”まかせたことで、よりよい関係が築けるように。なにより自分の時間がもてて、心にも余裕ができました」

●毎日使うものは出しっぱなし

キッチンコンロ

使用頻度の高い鍋は、つり戸棚の取り出しやすい場所が定位置。鍋のフタや、ヤカンも出したまま。

作業台

作業台の下のザルやボウルもしまい込まず、その分色や材質など見た目にはこだわりを。

●洗い物は食洗機におまかせ

五徳を持つ様子

食器以外にもガスコンロの五徳や洗い物用のカゴまで、入れるだけ!

「家での食事が増え、使用頻度がアップ。洗い物が面倒というストレスが減り、すぐ料理に取りかかれるように」

●ネットスーパーで食品の買い物もほったらかす

袋の近くに食べ物

「Amazonフレッシュ」なら、前日の夜に注文すれば、翌朝8~10時※に届きます。

「スーパーへ行く往復の時間や購入品を持ち帰る体力を丸々セーブ。とくに魚介は新鮮で大助かりです」

※地域によって異なります。

●料理の工程は省いてとことんラクに

お肉など

ハンバーグをつくるときは、フライパンのなかで材料をこね、薄く広げて焼けば、ボウル不要で洗い物が半減! さらに、広げて焼けば、成形いらずで火のとおりもよく、時短にもなります。

●普段使いのスプーンや箸などは、ぽいっと戻してほったらかし

調理器具を取り出す様子

「1日に何度も洗って使うものだから、分類したり、引き出しにしまったりはしません」

IKEAの小さなバケツを食洗機のそばにつるし、入れておくだけにすれば、取り出しやすくなって、使い勝手がよくなります。

ESSE8月号

では「夏の家事はほったらかし!」として、すてきに暮らしている人や、掃除や家電のプロのほったらかし家事ワザを紹介しています。ぜひ、チェックしてみてください!

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