棚や引き出しの中は細かいものでごちゃごちゃしがち。
収納グッズをそろえてラべリングすると統一感が生まれますが、並べ方に規則性がないと使いたいものが見つからず、手間に。

「ジャンル別ではなく、五十音順に並べると、取り出しやすくなります」とアドバイスするのは、片づけのプロフェッショナルである、ライフオーガナイザーの森麻紀さん。
ここでは、自宅で実践している整理術を教えてもらいました。

五十音順に並べれば、辞書を引くような感覚で探せます!

なにかを収納するときに、並べる順番に迷うことはありませんか? 
本棚を例にとるとわかりやすいかもしれません。ジャンルごとにも並べられるし、著者名順でも、出版社順でもいけます。どれも気にせず、ランダムに並べるのもあり。
ですが、手に取りたい本がすぐに見つかるようにするには、どう並べたらいいのでしょうか?

本に限らず、私が実践しているのは、五十音順に並べること。
なじみがある並べ方なので、違和感を感じにくいメリットがあります。

●種類が多くて収拾がつかない取説こそ五十音順がおすすめ

収納グッズ
迷子になりがちな取説も、場所別・五十音別に並べればサッと取り出せます
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たとえば、取扱説明書の収納。わが家では、場所ごとにドキュメントファイルに分けてしまっています。

ドキュメントファイル

さらに、じゃばらの仕切りを使って五十音順に並べています。

必要なときにあちこち探す手間なく、スマートに取り出せるようになりました。

●ごちゃごちゃしがちな引き出しの中もスッキリ!

引き出しの中

こちらは家の中でバラバラになりがちな細かいもの。

引き出しのように奥行きのある収納の場合は、手前から使用頻度順にしまっておくと、出し入れもしやすくて理想ですが、そんな風に分けられないときもあります。

チャックつき袋

ここでも五十音順を活用。左列のチャックつき袋には、しまうアイテムを種類分けして入れつつ、それを五十音順に並べています。

例外として、圧倒的に使用頻度が高いもののみいちばん手前に置いておくと、使い勝手がぐんとアップします。

いろいろな並び方を試しましたが、しっくりきたのがこの方法。子どもの頃から五十音順で出席番号をつけられていたりと、ルールとしてわかりやすく、なじみがあるからかもしれません。

細かいものや種類が多いものを、さくっと取り出せるように収納したいと思ったら、ぜひ五十音順を試してみてください。