キャンドルのゆらめく炎には、見ているだけで気持ちがほぐれて、リラックスできる魅力があります。
そんなキャンドルを、暮らしのなかで手軽に楽しむアイデアを教えてくれるのは、作品や料理などを撮影する際のスタイリングを手がける「フォトスタイリスト」の貝賀あゆみさん。
安くて簡単なのに、癒し効果は絶大! な3つのアイデアを、早速紹介していきましょう。
話題のベランピングから、おもてなしテーブルまで。キャンドルを使って気分UP!
キャンドルをインテリアに取り入れてみたい。でも、家の中で火を使うのはちょっと心配…。という方も、大丈夫。
最近では、火を使わないのにキャンドルの雰囲気を楽しめるLEDキャンドルライトも手軽に入手できるので、代用するのもおすすめです。
●1.ティーライトキャンドルをマステでオシャレにアレンジ
すべての画像を見る(全12枚)無印良品やニトリ、イケアをはじめ、100円ショップでも手軽に買えるティーライトキャンドル。アロマポットやキャンドルホルダーに入れて使う、アルミカップに入った小ぶりのキャンドルです。
そのアルミの部分にお好みのマスキングテープをはれば、オリジナルの即席キャンドルが完成します。
モノトーンのマスキングテープなら、シックで落ち着いた雰囲気にまとまります。気に入った柄のキャンドルをあちこち探しまわるよりも、ずっと簡単。
マステは100円ショップでも購入できるので、気分に合わせて手軽にアレンジできてオススメです。LEDキャンドルライトも、マステでかわいくリメイクしましょう。
リメイクしたキャンドルは、そのまま飾っても絵になりますが、トレイやお皿にひとまとめにすると「まとまり感」が出ます。今回はナチュラルな雰囲気にまとまる木のお皿を使ってみました。
センスよく見えるうえに、あちこちに置いたキャンドルをついつい消し忘れてしまうこともないので安心です。夕暮れどきに電気を暗めにしてキャンドルを灯せば、1日の疲れも吹き飛びそう。おうちリビングが極上の癒し空間に!
●2.造花と合わせたテーブルキャンドルで華やかにおもてなし
お客さまをお招きするときは、テーブルキャンドルのおもてなしがオススメ。普段の食卓が、パッと華やかなよそゆき仕様になります。
本物のお花を使ってもいいのですが、種類や数をそろえるとなると、出費もそれなりに。でも、造花ならコストをかけずにテーブルキャンドルがつくれるんです。
今回使用したのは100円ショップの造花。原色のお花よりも、少しくすんだ淡い色のものや白系のものが、キャンドルには合わせやすいです。
あまり色を混ぜすぎるよりも、白+1、2色くらいにするとかわいくまとまります。
この造花は、上に引っぱると抜けるタイプ。最初に細かいパーツに分けておきます。お花だけでなく、葉っぱも使うとさわやかな雰囲気に。
お花を飾るのは家にあるお皿でOK。直径20cm前後のお皿と、LEDキャンドルを入れる小さめのココットを用意しましょう。
LEDキャンドルをココットに入れてお皿の真ん中に置き、小分けにしたお花や葉っぱを周りに散らせば完成です。本物のお花を使う場合には、お皿に水を入れてください。
今の時季から夏に向けては、淡いブルーや白、グリーン、黄色などの色味を選んでさわやかにまとめるのもいいですね。
●3.今人気のベランピングを、LEDキャンドルで盛り上げちゃおう!
家にいながら手軽にアウトドア気分を味わえると、今注目を集めているのが「ベランピング」。自宅のベランダにアウトドア空間をつくって、ゆったりとした時間を過ごすスタイルです。
ベランダでは本物のキャンドルよりも安全なLEDキャンドルがオススメ。日が暮れたあとにベランダでキャンドルを灯すと、ちょっとした非日常感が味わえます。
最近は100円ショップでも大きめのLEDキャンドルが手に入ります。写真左は昨年ダイソーで購入した250円商品。ニトリでも同じようなLEDキャンドルが買えます。
家型のキャンドルホルダーのうち、右は北欧のものでいちばんのお気に入り。小さい方はニトリで買いました。中にキャンドルを入れると窓から優しい光があふれます。
ベランダにラグを敷き、小さなテーブルやイスを出してくつろぎのスペースにしてみました。無造作に並べたLEDキャンドルが、雰囲気を盛り上げてくれます。LEDキャンドルなら、風が吹いても安心です。
これからの季節は、とくに外で過ごすのが気持ちいいもの。ベランピングをキャンドルで演出すれば、そこはたちまち別世界に変身します。
思わず家にいることを忘れてしまうような、ぜいたくなリゾート気分を手軽に味わってみてください。