ブログ「意識低い系妻のワンオペ育児」でワンオペ育児の絵日記をつづり、多くの方から共感されているイラストレーター兼主婦のmitoさん。
今回は、周囲から言われる「2人目は?」発言について、かわし方とその言葉について思ったことをつづってくれました。
周囲からさんざん浴びせられた「2人目は?」に私が考えた最善のかわし方
すべての画像を見る(全4枚)1人目を出産した直後から始まった「2人目は?」攻撃。
「一人っ子はかわいそうよ」
「兄弟がいた方がうーたろうくんのためだよ」
「女の子もいた方が将来自分の世話をしてもらえるよ」
???
その考えが当たり前だった時代もあったのかもしれませんが、そういったアドバイスは私にとってはどうにも腑に落ちず…。
いろいろな考え方の人はいらっしゃるかと思いますが、家庭の事情や欲しくても授かれない人もいる中で、2人目どうこうという話題はもう少しデリケートにした方がいいのではないかと思うことが多々ありました。
しかしこの種の発言の数々は今に始まったことではありません。
「いい人はいないのか」
「結婚はまだなのか」
「子どもを産むなら早い方がいい」
「早く親を安心させてあげなさい」
20代後半に差しかかった頃、会社でも、実家でも、親族が集まる場でも、浴び続けうんざりした言葉たち。
こう不満を漏らしてしまうと、「なんでもかんでもハラスメントと叫ばれるこの時代は…」と生きづらさを主張する世代の方々もいらっしゃいます。いや、ほんと心底疎ましい…と思っていたのが実際のところです(発言する相手は悪意はないのでしょうけど)。
こういった言葉を浴びることが、結婚しても出産しても続くことになろうとは…。
そこで、私なりにさまざまな切り返しをしてきたつもりです。
「完全ワンオペなので」
「主人が滅多に家に帰らないので」
「今はまだ考えていなくて」
ところが、どんな言葉を並べても、
「でもね〜…」
とたたみかけられ続け、なにかいい返答の仕方はないだろうかと考えた結果、このかわし方がベストだとわかりました。
こう乾いた笑顔で言い切るに限る。
悪意もなくただアドバイスのつもりだったり、「今日はいいお天気ですね〜」くらいのノリの発言なのかもしれませんが、深刻に悩んでいたり不快に感じる人もいるので、自戒も込めてこういった発言には気をつけていければと思っています。
ただ、振り返ってみれば、自分自身も10代の頃は何にも考えておらず、こんな発言をしていた過去もありました。
きっと嫌な思いをさせてしまったに違いない。
いざ自分がその立場に直面しないとわからないこともありますが、心底、無知とは罪だなぁと感じるのでした。
【休載のご挨拶】日頃連載を楽しみにしてくださりありがとうございます。
しばらくの間連載をお休みさせていただきます。
いつも楽しみにしてくださっている読者の皆様、ぜひ今後の更新をお待ちいただければ幸いです。
【mitoさん】
猫と息子とたまに帰ってくる夫と暮らす。ワンオペ育児のことをつづるブログ
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