保存法を間違ってしまったばっかりに、おいしく食べられるはずの食品がホラーな一品に!!エッセ読者の失敗談を集めました。どんなに新鮮な食品、お買い得な食品も、間違った保存法で食べられなくなってしまっては意味ナシ!失敗談を教訓(?)に、正しい保存法を覚えておきましょう

酸っぱくてドロドロの豆乳スープはいかが?

豆乳
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「豆乳の賞味期限は長いので、開封後も長く冷蔵庫に保存していました。ある日、豆乳スープをつくろうと、具を先に煮て、最後に豆乳を入れたら、ドロッドロ。しかも超酸っぱい香り。具はすべてダメ、あと片づけも臭くて大変でした」(体験者:愛知県・千幸さん・34歳)

 豆乳は、未開封なら賞味期限まで冷暗所保存が可能ですが、開封後は冷蔵し、2~3日を目安に飲みきって。凝固や酸味は、空気中の雑菌が侵入・繁殖したことによるもの。品質も劣化しているので、飲用は中止しましょう

「か、火事だー!」食べるラー油から、もくもくと煙が!?

火事

「一度開封した食べるラー油の残りをビンのまま冷蔵し、ある日あけてみたら、もくもくと煙のようなものが。子どもたちは「火事だー!」と脱兎のごとく逃走(笑)。勇気を出して少し食べてみましたが、ものすごく酸っぱかったです」(体験者:静岡県・ミクコママさん・36歳)

 ビンに雑菌が混入したことにより、発酵または腐敗が進んでガスが発生!?「スプーンは清潔で乾燥したものを使い、開封後はキャップをしっかり閉め冷蔵し、1、2か月を目安に食べきってください」(エスビー食品)

(※紹介している消費(賞味)・使用期限の目安は、新鮮な食品を正しく保存・使用した場合のものです。各家庭によって条件が異なるため、最終的な使用判断は自己責任で行ってください。とくに表記のない限り、食品についての回答は、賞味期限内であることが前提です。メーカー名の出典がないものは、監修の井上正子さんに取材しています)

【井上正子さん】

医学博士・管理栄養士。1973年「日本医療栄養センター」設立。地域住民、企業、管理栄養士への栄養教育、各種メディアでのわかりやすい栄養指導にも定評が。『新しい栄養学と食のきほん事典

』(西東社刊)など著書多数