台湾には、甘いウーロン茶や「ヤクルト緑茶」など、訪れた日本人が驚くであろうユニークな食文化があります。
台湾在住で食べ物に詳しいライターのCAMさんが、今回は台湾独特の「甘いマヨネーズ」を使った絶品副菜を教えてくれました。
台湾独特の“甘い”マヨネーズが、クセになるドレッシングに
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もとはフランス料理のソースとしてつくられたというマヨネーズですが、じつはその味わいは各地で異なるようです。
台湾のマヨネーズは甘味がとても強く、まるでチーズクリームのような味わいなんです。
卵の風味はあまり感じず、とにかく甘い! そして空気感のあるふわりとした口当たりで、あと味にほのかな酸味があります。
台湾でもマヨネーズはおなじみの調味料で、さまざまな味つけに使用されていますが、マヨネーズの甘い味わいが日本とは異なります。
たとえばサンドイッチのパンにもよくマヨネーズが塗られていますが、ハムやキュウリ、チーズの味わいとともに、マヨネーズの甘みがしっかり感じられます。
初めは甘いマヨネーズに驚いてしまいますが、ハムやチーズの塩気とマヨネーズの甘味が相まって、だんだんクセになってきてしまうので不思議です。
●マヨネーズだけで副菜ができた!
そして、とくに一度食べた人を虜にしてしまうと評判なのが、台湾のタケノコサラダ「リャンスンサーラー」です。
冷やしたゆでタケノコに台湾の甘いマヨネーズをかけただけというシンプルな料理ですが、タケノコのシャキシャキとしてほんのり甘味がある味わいと、甘いマヨネーズが見事にマッチして、食べだすと止まらなくなるほど。
台湾でこの味に出合って忘れられないという人が続出するほどの絶品料理なんですよ。
●日本のマヨネーズにアレを入れると台湾風マヨネーズに早変わり!
このサラダを日本のマヨネーズで再現するには、なんと「練乳」が隠し味になります!
台湾で知り合った日本人の友人が、「帰国後、甘いマヨネーズが恋しくなって…」と発明した裏ワザです。
私も試したのですが、「マヨネーズ2:練乳1」の割合で混ぜ合わせると、台湾のマヨネーズの味わいにかなり近くなりました。
これを使えば、ゆでタケノコの副菜もお手軽に再現できますよ!
ほかにもサンドイッチに塗って、台湾風の甘じょっぱいサンドイッチをつくってみるのもいいですね。
ところ変わればマヨネーズの味も変わります。台湾を訪れたら、ぜひ甘いマヨネーズも味わってみてください。