長雨の影響で、野菜や果物の値段がなかなか下がりません。買いたかった野菜を買わずに帰ってくるなんてことも…。
「5人家族で、エンゲル係数の高いわが家では、日頃から見切り品コーナーを活用しています」というのは、冷凍生活アドバイザーの佐藤美香さん。ここでは、見切り品のおいしい冷凍方法を教えてくれました。

野菜や果物は見切り品をチェック。冷凍しておいしく食べきります

すぐに食べる・冷凍するならば、見切り品でも充分おいしくいただけます。私が見切り品コーナーでよく購入する食材と、その冷凍方法についてまとめました。

●バナナは見切り品の定番。凍らせてからスムージーに

小腹がすいたときなど、調理不要で腹持ちのよいバナナは、あると助かる食材の1つ。けれども、傷むのも早いですよね。青々とした固めのバナナが苦手なので、購入して数日置いておくうちに、真っ黒にしてしまうなんてことも…。
見切り品コーナーのバナナは、すでに食べ頃。購入した日か翌日に食べ、食べきれない分はすぐに冷凍しています。

バナナ輪切り
バナナは皮の上で輪切りにすればまな板いらず
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バナナの皮を縦に半分むいたら、残りの皮の上で中身を輪切りにして、中身だけラップに移して包み、保存容器(保存袋)に入れて冷凍しています。まな板を洗わずに済むのでラクちんです。

冷凍したバナナは、スムージーやパウンドケーキの具として使うのに便利。
最近は、チョコのプロテインと豆乳と一緒にスムージーにするのがお気に入り。冷凍バナナが冷たいので、氷で薄まることもなく、プロテインの粉っぽさも気にならない。とても飲みやすいですよ。

●少しだけ使いたいパセリは、刻んで冷凍

パセリも見切り品コーナーでよく見かける野菜のひとつ。見かけると必ず購入しています。
購入したら、その日に使う分以外は、刻んで冷凍。

パセリ

料理の色味がちょっと寂しいときに、サッと使えてとても便利です。

●長芋は凍ったまますりおろす

長芋も、見切り品コーナーで見かけるとよく購入します。1回に使いきれる分ずつ、皮をむいてラップに包んで冷凍しています。

長芋

長芋は凍ったまますりおろすことが可能です(ちょっと冷たいですが!)。1人ランチに山かけ丼や、あと1品欲しいなんていうときにも、冷凍庫にあると心強い存在です。

●小松菜は干乾びる前に冷凍、おひたしに

小松菜も傷むのが早い野菜。ですが、生のまま冷凍することができます。

洗って、使いやすいサイズにカット。水気を切ったら保存袋に入れて冷凍庫へ。

冷凍小松菜は、だし汁を加えて解凍するとおひたしとしても食べることができますし、そのままスムージーにすることも。

毎日新鮮な食材が手に入ればいいとは思いますが、なかなか難しい。見切り品や冷凍も上手に取り入れながら、日々の食卓がラクにおいしくなっていけばいいなと思っています。