家事をすべてひとりで抱え込んでしまうと、暮らしそのものが楽しめなくなってしまうことがあります。「ESSEグランプリ暮らし of the year2019」を受賞した松田夏奈さんは、家事の中で、自分時間を実現することで、心地よい暮らしが実現できています。どのように実践しているのか、教えてもらいました。

家事の合間に自分時間を。暮らしにメリハリが生まれ、前向きに

キッチンで読書をする女性
調理中に読書したりして、時間を有効活用
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「自分の時間も大切にしたいので、ムリのない範囲で家族に分担してもらっています。私が笑顔でいることで、家族の気持ちにも余裕が生まれているような気がします。自分の時間もないとパンクしちゃうんです。あいた時間は自分の好きなことにいそしみます。暮らしにメリハリが生まれるから、家事や育児にも前向きになれます」(松田さん)

●調理中の隙間時間も自分のために有効活用

「料理中のちょっとしたときも立ちっ放しは疲れるので、キッチンに丸イスを置いて座っています」
料理書を読んだり、外食しておいしかった料理の再現レシピを考える、好きな時間です。

●ミシンに向かってストレス発散に

女性とミシン

「ミシン、ソーイングが大好き。縫い物は苦手だったけど克服する気持ちで始めたら、いつの間にかストレス解消の趣味になりました」

手作りバッグなど

バッグやコースターなどを季節ごとに製作しています。

●アロマキャンドル+お酒で夜のひとり時間を満喫

アロマキャンドル

キャンドルを炊きながら、ゆっくり映画を観たり、音楽を聴いたり、お酒を飲んだり…。花が練り込まれたタイプやグラスキャンドルなど、その日の気分で使い分け。

「たまには夫と語らうこともありますよ(笑)」

●コーヒーを飲みながら手芸本を読んでつくるものを妄想

本とコーヒー

「手芸の本を読んでいるとなにをつくろうかワクワクしてきます。あと、靴下のあいた穴を繕うこともあって、ていねいな暮らしをしているなぁと感じます」

つくったものが世界に1つと思うと愛着が湧くそう。

自分ひとりが抱え込まない仕組みを。家族での家事シェア

●おいしいコーヒーは夫に淹れてもらう

コーヒーをドリップする様子

「夫は某コーヒーチェーンに勤めているので、夫が淹れた方が断然おいしいんです! 来客のときなどは率先してやってくれるので本当に助かります」

もちろん、お客さんからも好評だそう。

●お風呂掃除は息子の担当

お風呂掃除をする男の子

昨年の台風時に断水になり、トイレの水も流せず、大変だったそう。お風呂の湯は入ったあと、必ずそのままためて災害用に。翌日の夜、いちばんに入る長男が掃除を担当してくれているとか。

●出勤前にさっと床ぶき

フローリングワイパーで掃除をする様子

「部屋を掃除して出かけると運気がアップするらしいよ」というひと言から、夫が掃除をしてくれるように。フロアモップ用のドライシートは常備して、やる気をなくさないようにしているそう。