ていねいに暮らすには、いろいろな家事を完璧にこなさなきゃ…と思うかもしれませんが、あえてこだわりをつくりすぎないことで、心地よいすてきな暮らしを実現している人もいます。「ESSEグランプリ暮らし of the year2019」を受賞した松田夏奈さんの背伸びしない暮らしを紹介します。
すべての画像を見る(全10枚)心地よく暮らすためには、こだわりをつくりすぎないこと
「長女の入園を機に復職予定でしたが、暮らしのすべてが中途半端になってイライラする自分が想像できたんです。なにかを手放すことも大切だなと思って、子どもが成長するまで仕事はやめることに」
日常を急かされずに過ごしたいですよね。こだわりをつくるとそれに責任を感じてしまうから、気楽に手抜きして自分も家族もハッピーにすることが必要です。そんなちょっとした暮らしの工夫を教えてもらいました。
●よく使うものはつるしてすぐ取れるように
毎日使うキッチン道具は、探す手間を省きたいから出しっぱなし収納。
「サッと使いたいものに限定してつるしています。スッキリしたキッチンに憧れはあるけど、片手でストレスなく取れる方が私らしいかな」
●朝食はワンパターンにして時短
平日の朝はバタバタするのでパターン化。パンもしくはご飯に、目玉焼きや卵焼きなどの卵料理と、野菜をプラス。
「サラダの日もあれば、前日の残りの汁物を出してすませちゃうことも、多々あります(笑)」
●グリーンや好きな香りでゆったりとした気持ちに
「植物が暮らしのなかにあると安らぎます。元気をもらえる感じがします」
フレグランスも自然な香りのAesopを愛用。心が落ち着くマラケシュの香水やボディスプレー、ルームスプレーもお気に入りだそう。
●コップは子どもが自分で取れる位置にまとめておく
キッチンカウンターのカゴにガラスのコップをセット。
「プラスチックだと落としても割れないけど、ガラスのものをあえて置いて、子どもたちに大事に使うことを覚えてもらっています」
●忙しい日は冷凍食品に頼る
「ギョーザは常備です。本格味のものがいろいろ出ているので、これにご飯と汁物があれば十分満足できます」
なかでもお気に入りは「大阪王将羽根つき餃子」。近所のおいしいハンバーグのデリを活用することも。
●面倒な衣替えは上下を入れ換えればOK!
子どもたちの洋服は、トップスやパンツなど引き出しごとに分類。
「前後で季節ごとに分けることで衣替えもラクに。季節の変わり目にどこかから引っぱり出してくる必要もなくて便利です」
ムリなく家族で家事をシェア。自分自身のゆとりに
●食べ終わった食器は各自がシンクへ
食後の器はそれぞれシンクまで運んでもらいます。
「子どもが大人になったときのために、今から慣れておいた方がいいと思って。娘も積極的にやってくれます」平日の夜はご主人が器を洗ってくれるそう。
●週末の洗濯は夫と息子とで
「洗濯物の干し方を最初はこうしてほしいと注文していたけど、好きにやってもらった方がお互いに気分がラク」
干し方がおかしくて曲がって乾いても自分でたたむときに整えればいいと思えるように。