夫婦そろって平日は会社員をしながら、料理家でもあるぐっち夫婦。遅く帰ってきてもさっとつくれて、味も満足できる簡単レシピを日々発信しています。
「いい夫婦」である本日11月22日には、初の料理本も発売。インスタグラムを始めて2年でフォロワー20万人超、書籍発売にまで至ったおふたりに、料理制作の裏側や普段の家事分担について聞きました。
寝る前にシンクの洗い物ゼロに!これが唯一のルールです(ぐっち夫婦)
Q1.現在のお二人の料理家としての活動を教えてください。
メディアでのコラム連載や食品・料理器具メーカーのレシピ開発、イベント登壇などさせていただいています。最近では動画制作やオンライン料理教室なども行うようになりました。
Q2.インスタグラムでは毎日レシピを投稿していますが、大変ではないでしょうか。
毎日更新しているインスタグラムの投稿は、朝に調理、撮影していることが多いんです。料理が大好きなので大変ではないんですが、時間との戦いです(笑)。平日の夜は外食に行くことも! いろんなお店に足を運ぶことで普段のレシピ開発に役立てています。
そして、会社がお休みの土日は最近力を入れている料理動画の撮影やコラム執筆、クライアントと共同開発したレシピの撮影などをしています。
Q3.会社員と料理家の2足のわらじはとても忙しそうです。夫婦間での家事の分担はどのようにしていますか。
家事の分担ははっきり分けてはいないんです。手があいている方が自然と家事をするようになっています。たとえば、夕飯をつくっている間、手があいた方が食器を洗うとか、少しでもあいた時間を見逃さないのも、いまの生活を回すのに重要ですね。
唯一存在するルールが「シンクの洗い物をゼロにしてから寝ること」。これができているのといないのでは、1日のスタートの切り方がぜんぜん違いますよ!
Q4.書籍化の話を初めて聞いたときの気持ちを教えてください。
素直にうれしかったですね。書籍は書店で買うもの、と思っていたのでまさか書籍を出す側になるとは思っていなかったです。
もともとSNSでレシピを発信するようになったきっかけは、二人とも料理が大好きで、おいしくできた毎日の料理写真をなにげなく投稿するようになったこと。これが今回の書籍化につながったり、ほかの料理家の仕事にもつながっています。SNSの投稿を続けてきてよかった、とも思えました。
Q5.書籍づくりを通して一番感動したのはいつですか。
難しい質問ですが、表紙なども含め書籍全体のデザインが入った初稿(最初の原稿)が上がってきたタイミングですね。まだ原稿としては未完成ですが、本当に書籍になるんだなーっと実感したのを覚えています。そこから発売できる状態にするまでの作業は大変でしたが、その感動があったのでがんばれました。
Q6.書籍の見どころを教えてください!
103品のレシピが掲載されているのですが、文章や私たちの写真も多く載っています。SNSやコラムだと料理写真がメインになりますが、書籍を通して普段料理をしているときの雰囲気を知ってもらえたらと思っています。撮影の5日間、現場はずっと笑いが絶えず、飾らない私たちを撮影していただけました。
ESSEonline読者の皆さんにはぜひ、簡単で便利な「お総菜アレンジ」のパートを読んでいただきたいです!
洗い物が少なくてすむ!豚キムチのつくり方
ここでは本の中から、忙しい平日夜にぴったりな、包丁不要でつくれる簡単豚キムチのレシピを教えていただきました。
●ぱぱっとつくりたい!豚キムチ
ご飯がすすむ間違いない組み合わせ。豚肉はポリ袋で下味をつけ、ニラはキッチンバサミでカットしながら加えれば、洗い物も少なくてすむ簡単レシピです。
【材料(2人分)】
・豚薄切り肉 200g
・白菜キムチ 150g
・ニラ 2~3本
・ゴマ油 大さじ1
・A鶏ガラスープの素 小さじ1
・Aしょうゆ 大さじ1
・酒 大さじ1
・塩・コショウ 各少々
・白炒りゴマ ふたつまみ
【つくり方】
(1)豚肉はポリ袋に入れ、酒、塩・コショウで下味をつける。
(2)フライパンを中火で熱してゴマ油を入れ、豚肉を炒める。色が変わってきたらキムチを加え、炒め合わせる。
(3)全体に火が通ってきたら、A、ニラをハサミで切りながら加え、ざっと合わせる。器に盛り、ゴマをふったら完成。
11/22(金)発売の著書
『夜食以上、夕食未満。野菜多めで罪悪感なし 遅く帰った日の晩ごはん』には、このように遅く帰ってきてもパパッとつくれるレシピが満載。「今日、なに食べよう?」に素直になってつくった、103品の新作レシピです。ぜひチェックしてみてください。