サバ缶は低糖質・高タンパク質なうえに調理も簡単と、今話題になっています。そのサバ缶を使ったおいしい冷製パスタをご紹介します。
つくってくれたのは、50か国を超える海外旅行の経験をもとに、料理やグルメについて執筆しているライターの朝岡真梨さんです。
味つけは缶詰だけ!サバ缶×トマトソース缶でつくる冷製パスタ
栄養価が高く、一般的なスーパーでも気軽に買えるサバ缶を使い、春らしいパスタをつくってみました。トマトと相性抜群なんですよ!
●「サバとシラスと菜の花の冷製トマトパスタ」のつくり方
缶詰をおいしく食べるアレンジレシピ。ゆで時間が比較的短いカッペリーニを使った冷製パスタです。
せっかくなので、余計な調味料は使わず、缶詰だけの味つけに。
サバ缶やトマトソース缶も事前に冷蔵庫で冷やしておくのがおすすめです。
【材料(2人前)】
・サバ缶(水煮) 1缶
・トマトソース缶 1/2缶
・パスタ 180g(今回はカッペリーニでつくっています)
・菜の花(好みで) 1/2束
・シラス(好みで) 少々
【つくり方】
(1) ボウルにトマトソースとサバ缶のスープの部分を入れ、混ぜ合わせておきます。
(2) パスタは表示時間より1分短くゆで、菜の花は塩ゆでします。ゆであがったら冷水にとって冷やします。
(3)(2)のパスタを(1)にからめ、お皿に盛りつけます。
(4) 骨に沿って半分に割ったサバの身、塩ゆでした菜の花、シラスをパスタの上に彩りよく散らして完成!
サバの身を崩しながら、ソースとからめて食べてみました。サバは骨ごと入っているのですが、とても柔らかく煮つけてあるので、パスタの具にぴったりです。カルシウムも取れるので、育ちざかりのお子さんにもおすすめ。
味つけはトマトソース缶のみですが、サバやシラス、菜の花の塩気もあって、とてもおいしくいただけます。
また、菜の花とシラスの組み合わせのほか、ナスやカボチャなど夏野菜との相性もバッチリ。粉チーズで仕上げれば、よりイタリアンに近いアレンジになります。
今回使用したのは、スーパーでよく見かけるこの缶詰。缶の中には身とスープがぎっしり。
スープは、塩気が強そうな予想に反してとてもマイルド。サバのだしがでていて、あっさりしながらもしみじみおいしい。
捨ててしまうのはもったいないので、スープも今回のレシピに使っています。
ごろっとしたサバの輪切りが2つ入っていました。固形量は140gとの記載がされていますが、丸々と太ったサバの身は思っていたよりもボリューミーです。
トマトソース缶は、ニンニクが少々入っているものを選ぶのがポイント。魚など臭みが気になる食材で料理をつくるときに、この缶詰とのアレンジはおすすめですよ。
今回のレシピではこの缶詰を半分使います。半分残ったトマトソースは、パンに塗って野菜をのせてピザトーストにしたり、合いびき肉と炒めてミートソースにしたり、野菜を煮てトマトソースにと、アレンジ自在。便利に使える缶詰です。
ちなみにサバ缶とトマトソース缶は、どちらも1缶200円程度のリーズナブルな価格でした。缶詰を組み合わせるだけで、おいしいお料理をつくれる今回のレシピ、ぜひ試してみてくださいね。