宝塚歌劇をこよなく愛するヘアメイクアップアーティストの山本浩未です。私、“TAKARAZUKA”を知って人生が変わりました! そんなTAKARAZUKAのすばらしさをみなさまにお伝えするべく、観劇の感想や、今後の公演への期待をつづります。すべては私の妄想、個人的な感想&意見でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

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vol.48花組公演『ポーの一族』

ポーの一族

永遠に年をとらず生き永らえていくバンパネラ(吸血鬼の一種)である“ポーの一族”。その一族に加わったエドガーが、哀しみをたたえつつ、仲間とともに時空を超えた旅を続けるゴシック・ロマン。

漫画史に残る傑作・萩尾望都の『ポーの一族』が、宝塚歌劇にて初の舞台化。

エドガー役の明日海りお(あすみ りお)と、アラン役の柚香光(ゆずか れい)の、原作から抜け出てきたような美しさが大きな話題に。

『ポーの一族』の千秋楽に行ってきた!完成度、高かった!!

『ポーの一族』千秋楽!

宝塚はスターシステムゆえ、配役はある意味「運」。トップと2番手の組み合わせが演目に合ってるのが理想なんだけど、なかなかそうはいかない。

なのだけど、明日海さんのエドガーと柚香さんのアラン、ホント素晴らしくピッタリ~!

マンガから抜け出たような美しいビジュアルは、宝塚でも、そうそうない完成度。

しかも、研(※)16の明日海さんと研10の柚香さんのキャリアの違いが、いい意味で役に合ってて、ホント、極上の美~♪ なのです。
※研:研究科生。入団何年目かを示している

初日を観たときは今ひとつ乗れなかった音楽も、何度も聞くうち、思わず口ずさんじゃったりして、宝塚の魔法にどっぷりと浸っていたのでした。

千秋楽のごあいさつで、明日海さんの微笑ましくもゆる~いごあいさつを聞いて、エドガーにサヨナラをし、次の博多座公演がめちゃくちゃ楽しみになったのでした。

博多座では役替わり(※)があるけど、どっちも観たい! もちろん、観る!

ちなみに、博多へ行けない方には、ライブ・ビューイングが役替わりでちゃんと2パターンあるのでぜひ!

※役替わり:ひとつの役を数人の役者が交代で演じることで、「ダブル・キャスト」「トリプル・キャスト」と同義。同じ役でも、演じ手が変わることで、楽しみが2倍3倍に広がる

【山本浩未】

宝塚をこよなく愛する乙女系ヘアメイクアップアーティスト。「生活者としてのキレイ」をテーマに活躍中。シンプルでわかりやすい美容理論を元にメイクアップ、コラムの執筆など連載を持ち、健康的で美しく暮らすライフスタイルが、世代を超えた女性に支持されている。近著に「

おとな美人を作る「メイクの基本」

」(宝島社刊)「

今治美肌タオル付き山本浩未のスチームON顔(おんがん)

」(講談社刊)「

きれいは力

」(幻冬舎刊)、「

美人メイク基本の「き」

」(宝島刊)、「

同窓会で二番目にキレイになるには…

」(小学館刊)など著書多数