幸栄です。パン教室「toiro(トイロ)」を主宰しています。初めてパンを焼いたのは、長女の出産から1か月後のこと。あの日から試行錯誤を重ね、今は卵とバターを使わないパンのレシピをつくっています。パンを焼きながら、2人の娘の母としても、楽しみや大変さをたくさん感じる日々。毎日のなかで見つける、ささやかな幸せや楽しみをつづっていこうと思います。
いいふきんを使うと、家事の質も上がる気がします
あまり高価なものを買えない性分の私ですが、リネン類、とりわけふきんは丈夫なものを選んで使うようにしています。人によっては少し高価に感じてしまうかもしれませんが、丈夫なのでとても長もちしますし、ほつれたりすることもありません。もちろん使っていると破れてきますが、そのときは「とうとう破れたか」なんて思うほど長く使えるんです。
また、ひとことにふきんと言っても、ブランドごとに特徴や雰囲気が異なります。いろいろなお店で買って楽んでみてはいかがでしょうか。
まずは、出先にお店があると必ず寄り、ふきんを買って帰っている
中川政七商店さん。
シンプルな縞模様を買うことが多いのですが、限定発売されている柄にもついつい目移り。ドラえもん柄のふきんを買ったときは「とってもかわいい!」とパン教室の生徒さんにも好評でした。汚れてきたふきんは、ぐつぐつと煮沸してお手入れ。ふいたものの色がついてきたら、漂白剤につけてきれいにしています。日々のメンテナンスも長くふきんを使うコツなのかもしれません。
●京都らしい和柄ではんなり気分に。山本仁商店のふきんかわいらしいあめちゃん柄のものは、
山本仁商店さんのもの。京都にある木版画印刷、竹笹堂さんのデザインだそうです。柄が気に入っているのはもちろん、蚊帳生地を7枚重ねで縫った丈夫さも魅力のひとつ。かわいいだけでなく実用的だなんて、うれしくなってしまいます。
●メッセージを添えてプレゼントにも!キャトルセゾンのふきんこちらは先日、立ち寄った
キャトルセゾンさんで見つけた、ポスタルふきん。いい意味でふきんらしくない洋風な模様がお気に入りです。
このふきん、パッケージの裏にメッセージを書けるようになっているのです。さりげない贈り物やお礼に、メッセージを添えて渡すと喜ばれそう。もらっても困らない実用的なものですものね。素敵な柄のふきんをキッチンに取り入れて、小さな気分転換を楽しんでみてはいかがでしょう。
【幸栄(ゆきえ)】1979年広島県生まれ。「はな」と「ひな」2人の娘をもつ。モデルとして活躍したのち、長女の出産を機にパンづくりに出合う。ベッカライダブルハウスにて、製造補助をしながらパンについて学び、2010年から卵とバターを使わないパン教室、
toiroを始める。 著書に『
「ちょっとのイースト」で作る ベーグルとピザの本 (生活シリーズ)』(主婦と生活社刊)、『
パウンド型で焼けるおいしい食パン』(家の光協会刊)、『
あかちゃん、こども、おとなのパン―はじめてのパンづくり』(アノニマスタジオ刊)などがある。