宝塚歌劇をこよなく愛するヘアメイクアップアーティストの山本浩未です。私、“TAKARAZUKA”を知って人生が変わりました! そんなTAKARAZUKAのすばらしさをみなさまにお伝えするべく、観劇の感想や、今後の公演への期待をつづります。すべては私の妄想、個人的な感想&意見でございます。どうぞよろしくお願いいたします。


fixyama
すべての画像を見る(全1枚)

vol.36 月組ミュージカル『「All for One」~ダルタニアンと太陽王~』

「三銃士」をもとに、新たな発想で描くロマンチック・アクション・ミュージカル。舞台は太陽王と呼ばれたルイ14世が治めるフランス。銃士隊の新入りダルタニアンは王の剣の稽古相手に任命される。しかし王はダンスのレッスンに熱中し、剣術には興味を示さない。ある日ダルタニアンは、ブルボン王家を揺るがす王の秘密を知ってしまう…。

ルイ14世のために立ち上がるダルタニアンの愛と勇気の冒険を、共に戦う三銃士との友情を交え、壮大なスケールで描き出す浪漫活劇です。今なお世界中で愛される「三銃士」が、小池修一郎氏の脚本・演出によって、新たな物語として宝塚歌劇の舞台に登場します。

とにかく楽しい!宝塚的リボンの騎士

古くからあった「とりかえばや」。女の子が男の子として育てられるって「リボンの騎士」や「ベルサイユのばら」です。これを三銃士に持ってきて、ルイ14世がじつは双子で姫! という設定。ルイ14世はトップ娘役6年目の愛希さん、元・男役の経験もあるから声の使い分けや仕草、ビジュアル的なのも含め完璧! 前作「グランドホテル」では落ち目のバレリーナを演じ、ものすごくよく、愛希さんの充実ぶりがすばらしい! 対して男役トップの珠城りょうさんの落ちつきあるフレッシュさが、三銃士の衣装のデニムとも結びついてる? ようでよいのです。だれでも楽しめる、初めての方にもオススメです!

【山本浩未】

宝塚をこよなく愛する乙女系ヘアメイクアップアーティスト。「生活者としてのキレイ」をテーマに活躍中。シンプルでわかりやすい美容理論を元にメイクアップ、コラムの執筆など連載を持ち、健康的で美しく暮らすライフスタイルが、世代を超えた女性に支持されている。近著に「

おとな美人を作る「メイクの基本」

」(宝島社刊)「

今治美肌タオル付き山本浩未のスチームON顔(おんがん)

」(講談社刊)「

きれいは力

」(幻冬舎刊)、「

美人メイク基本の“き”

」(宝島刊)、「

同窓会で二番目にキレイになるには…

」(小学館刊)など著書多数