「天候の変わり目に具合が悪くなる人は、『天気痛』の可能性が。気圧の変化が自律神経系の乱れを引き起こし、頭痛、めまい、気分障害などが悪化するのです」と話すのは、『
天気痛を治せば頭痛、めまい、ストレスがなくなる!』(扶桑社刊)の著者であり、日本で唯一、天気痛外来を行う医師、佐藤純さん。さっそくこちらのリストをチェックしてみて。
【天気痛チェックリスト】
・乗り物酔いをしやすい
・季節の変わり目に体調を崩しやすい
・暑い季節にのぼせやすく、寒い季節に冷えやすい
・雨の前に眠気やめまいを感じる
・体を動かす機会が減っている
・肩こりに悩んでいる
・飛行機などで耳が痛くなりがちだ
・片頭痛もちである
・きちょうめんな性格だ
・ストレスを感じやすい
ひとつでも当てはまった人は、天気痛かも。「酔い止めを飲むと一時的に効果が出ますが、自己診断せずに医療機関へ。生活習慣でも防げるので、実践してみて」(佐藤医師)
天気痛を防ぐための4つの生活習慣
●長くゆっくりできる運動をする
すべての画像を見る(全4枚)自律神経系を安定させるためには適度な運動が必要。ウォーキングや水泳など、時間をかけてゆっくりできるものがおすすめです。
●ビタミンB1が豊富な朝食をとる
貧血の人は低気圧の影響を受けやすいため、朝食時にビタミンB1を摂取しましょう。米やパンなどの穀類に多く含まれています。
●寝る前にパソコンやスマホは見ない
パソコンやスマホからの光で、交感神経が活発になり、片頭痛などを引き起こす場合が。自律神経系の乱れにつながります。
●お風呂の温度は季節によって変える
夏は40℃以下、冬は41℃以上のお湯にゆっくりつかって発汗を。毎日続けることで、自律神経系が調整され、天気痛をやわらげます。
【監修者/佐藤純さん】
愛知医科大学 学際的痛みセンター客員教授。著書に『
天気痛を治せば頭痛、めまい、ストレスがなくなる!』(扶桑社刊)など。