「体の不調が改善する」「コリがほぐれてラクになる」とテレビや雑誌などでも大きな話題になっている「筋膜リリース」。全身をおおう「筋膜」を調整し、全身を正常な状態に戻す動きですが、じつはダイエット効果もあるんです!
「体のゆがみを"膜"から整えるため、全身の血行が促進され、やせやすい体になります」と言うのは、『
』という著書もある医学博士の竹井仁先生。代謝がよくなるので、数分で体の芯からポカポカし、実際体験したESSE読者からも「続けるうちにやせた」「下腹が―3cmになった」という報告も!
早速、基本のエクササイズのやり方を紹介していきましょう。
ダイエットにも!話題の「筋膜リリース」
●「筋膜リリース」ってなに?
・体をさまざまな方向にのばすことで、筋膜のゆがみをときほぐす動きが「リリース」です
・リリースの間は気持ちいいくらいの穏やかなのばし具合で行いましょう。無理せず、痛みを感じない程度に
・リリースの間はゆっくり呼吸し、体のかたさがほぐれる感覚を大切にして
・まずは10~30秒くらいから始め、慣れたら90秒以上できるように
・左右でやりやすさに違いがあるときは、やりにくい方を長めに行いましょう
全身がすっきりしていく「L字筋膜リリース」
(1)足を肩幅に広げて立ち、テーブルに両手をつく
すべての画像を見る(全5枚)高さ70cm前後の一般的なダイニングテーブルを利用。テーブルの1歩後ろに立ち、足を肩幅に開き、つま先は平行に。上体を股関節から前に傾け、肩幅に開いた両手をテーブルにのせて体重を支える。
(2)両手を前へ滑らせ、上半身をのばし30秒リリース
テーブルについた両手を前に滑らせる。お尻をかかとの真上からずらさないように、上半身を腕の方向に倒して30秒リリース。
尾骨を中心に上半身と脚をのばすイメージで。(1)、(2)を3セット繰り返す。
骨盤の左右がそろっていく「シェー!筋膜リリース」
(1)右手をテーブルに置き左手を頭上にのばす
足を交差させる余裕をもってテーブルの横に立ち、つま先をハの字にして足を肩幅に開く。右手をテーブルにつき、左手を上にのばす。
(2)左脚を前で交差したら、左側の体をのばして30秒リリース
左脚を前にして交差し、両足裏を床につけ、両脚をひざの前後で密着させる。体がぐらつかない程度に右手で押さえつつ、左腕をのばしたまま上半身を右に倒し、左の骨盤が上がらないように体側をのばし、30秒リリース。左右を逆にして同様に。1、2を左右交互に3セット繰り返す。
「筋膜リリース」Q&A
●どのくらいで効果が出る?
朝・午後・入浴後など、1日3回の筋膜リリースを2週間続けると、体が軽く動かしやすいと感じるようになります。1か月後には周りの人に変化を気づいてもらえるほど、見た目にも効果がわかるはず
●毎日続けた方がいい?
毎日全部の動きを行う必要はありませんが、1種類でも続けることが効果を出すコツです。数日あけてしまうと、せっかくリリースした筋膜が固まってしまいます。毎日筋膜の緊張をリセットしましょう
●やってはいけない人は?
妊娠前期、後期の3か月の人はNG。それ以外の時期は医師と相談を。また骨折治療中や、手術をして1か月未満の人、悪性腫瘍やがん、動脈りゅうのある人も避けて。心配な場合は専門医と相談を
いかがでしたか? 竹井仁先生が教えてくれた筋膜リリースは、
ESSE7月号でも紹介しています。もっと知りたい人はこちらもチェックを!