大掃除で避けてはとおれないのが、レンジ回りの掃除です。毎日使う場所だけに、予想以上の汚れがこびりついているもの。知識や道具なしに丸腰で立ち向かうと、逆に大変になってしまうおそれが! そこで、これまで2000軒以上のお宅をピカピカにしてきた幸せ住空間セラピストの古堅純子さんに、レンジ回りの掃除術のコツを教えてもらいました。ぜひこの記事を読んで、やり方をマスターしてから大掃除に臨んでみてください。
油のこびりつきや焦げつきは、洗剤と電解水を使い分けて対処!レンジ回りのお掃除法
使うのは、住宅用のアルカリ性洗剤と電解水、クロス、スポンジ、ゴム手袋です。
1.五徳と魚焼きグリルに洗剤液を吹きかけておく
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五徳や魚焼きグリルは、飛び散った油汚れが火で熱せられ、がんこな焦げつきとなって定着しています。「いきなりこすると大変なことに。シンクに運び、洗剤液をスプレーして20分おきます」。洗剤液の成分が汚れに浸透し、ラクに落とせるようになります。なお、シンクを傷つけないように、クロスを敷いて作業をしましょう。
2.レンジ回りの壁の汚れはクロスで上から下にふく
五徳と魚焼きグリルに洗剤液を浸透させている間に、レンジ回りを掃除します。「まず、油煙や油の飛び散りなどで汚れた壁を電解水でふき、すっきりさせましょう」。クロスに電解水をスプレーし、上から下へ、矢印のようにコの字にふいていくと、ムラなくふけます。
3.コンロ回りや魚焼きグリル内の汚れを落とし、水ぶきする
クロスかボロ布に電解水をスプレーし、コンロ回りと魚焼きグリル内の汚れを落とします。「こびりつきはスポンジを使うと、力が入ってラクに落とせます。コンロの溝に入った汚れも忘れずに」。
普段手入れがしにくいグリル内はとくに念入りにこすり、最後に水ぶき。終えたら水気が完全に乾くまで扉をあけておきます。
4.五徳と魚焼きグリルの汚れを落としてから水洗いする
レンジとコンロ回りがキレイになったら、五徳と魚焼きグリルの汚れをスポンジで落とします。
「がんこな焦げつきもかなりゆるんでいるはず。五徳の凹凸部分はスポンジの角を使い、網目はスポンジではさむようにしてこすりましょう」。
汚れが落ちたら水で洗い、よく乾かしてからセットします。
●食器洗いの最後に五徳も洗う習慣をつければ、リバウンドなし
これにて大掃除は終了ですが、五徳は、毎日洗う習慣にした方がじつはラク。
「夕食後、食器洗いの最後に台所用洗剤で洗うだけ。魚焼きグリルも使うたびに洗うクセをつけましょう。汚れをためていなければ食洗機に入れてもOKですよ」
この習慣を身につければ、来年の大掃除で苦労しないはずです!