いつも疲れがたまっている。寝つきが悪く、眠りも浅い…。そんな悩みは自律神経が原因かもしれません。
「常にぐったりと疲れが取れない場合、体を休めるだけでは回復しません」と語るのは、自律神経の第一人者・小林弘幸先生。
その解決策として小林先生が提案するのは、首を温めることで自律神経の働きを整える“首温活”です。長引く疲れと自律神経の関係、首温活について教えてもらいました。

「首温活」
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「首温活」で疲れやすい体質を撃退!

「自律神経は、交感神経と副交感神経とで構成されており、体の調子を整えるのに大きな影響を与えます。しかし最近、交感神経も副交感神経もどちらもうまく働かず、いつもぐったりと疲れがとれない体質の人が増えています」と小林先生。

「自律神経の働きを高めて、疲れにくい体をつくるには、首元を温める“首温活”を取り入れるのがもっとも効果的です」

首には自律神経と密接な関係にある神経や太い血管が通っています。ここを温めることで内臓の働きが高まったり、全身の血行がよくなったりし、体力が回復するそう。

小林先生に教わった首温活の方法を解説します。

●首温活の方法

首温活のやり方は簡単。次のAとBはどちらも有効な方法なので、ぜひ試してみてくださいね。

A.疲れたときや就寝前の30分間、ホットタオルや温熱シートで首を温める。

B.炭酸ガス入りの入浴剤を入れた38~40℃の湯に、首まで5分間つかる。
そのあと10分間、湯に胸までつかる。

首温活は冷えとりにも効果的。寒い冬からまだまだ冷える春先まで、ぜひとり入れてみて。