年末にかけてのこの時期は、忘年会やイベントでつい食べ過ぎてしまうことの多いシーズン。たっぷりお酒を飲んだ挙句に、シメはご飯ものやラーメンなどの主食!という人も多いのでは?
そもそも糖質は、ご飯やパンなどの主食や甘い調味料、根菜などに多く含まれるもの。消化されると体内でブドウ糖に変化し、血液中に送られて血糖値を上げ、エネルギーとして利用されるのです。ところが、多くとりすぎると大量に生成されたブドウ糖が使いきれず、中性脂肪として体内にため込まれることに。そう、これが太る原因なのです。
そこで、ルールさえ守れば肉や魚が食べられるという、話題の糖質オフダイエットについて、「AGE牧田クリニック」の牧田善二先生にお話を聞きました。さらに詳しい内容は
に掲載されています。こちらも必見ですよ~!
すべての画像を見る(全2枚)糖質オフの食生活4つのルール
●ご飯、パン、麺類などの主食は控えめにする
主食であるご飯、パン、麺類はほとんどが炭水化物で、糖質が多く含まれています。たとえば、ご飯が主役のカレーライスは1皿の糖質量が105.7g。これはなんと体内に角砂糖26個分を取り込むのと同様なのです。つまり、ご飯やカレールウの量を控えめにするのが糖質オフへの早道。ただし、まったく主食を抜くなどの糖質オフは、体に負担がかかることがあるので気をつけましょう。
●1日3食が基本。まとめ食いはNG!
食事の回数は1日3食が基本。食事の間隔を長くあけすぎると血糖値が大幅に上がりやすくなりますが、規則正しく食べれば血糖値は安定します。小腹がすいたときには、糖質の少ないナッツやチーズ、ゆで卵などを間食として食べたり、つくりおきおかずなどで食事の回数を増やしたりして、少量を食べる「小分け食べ」もおすすめ。
●一日の食事の糖質量は60~80gを目安にする
糖質オフにカロリーは関係なく、制限するのは糖質のみ。一日の目標糖質量を60~80gに設定し、1食当たり20~26gになるように献立を工夫すると、無理なく確実にやせられます。あとは高カロリーの肉料理や揚げ物など、なにを食べてもOK。また、ご飯などの糖質を減らした分、主菜をもう1品増やすと、ものたりなさがなく、効率よくやせられます。
●野菜など、食物繊維の多いものから食べる
糖質オフでより効果を上げるには、おかずを食べる順番にも気をつけましょう。ポイントは、食物繊維の多い野菜などから食べること。空腹時に糖質をとると血糖値は一気に上がってしまいますが、野菜などを食べたあとならその上昇は緩やかになります。また、よくかむことで満腹中枢が刺激されるので、食べすぎが防げるのもメリット
以上、糖質オフの食生活で気をつけるべき4つのルールさえ押さえれば、ダイエット成功への道はすぐそこです!ちなみに腎機能が低下している人、糖尿病で薬を飲んでいたり、インスリン注射をしていたりする人、妊娠中の人には向きません。持病がある人などは医師に相談のうえ、行うようにしてくださいね。