こんにちは。整理収納アドバイザーの三條凛花です。片づけも家事もまったくできなかった経験から、暮らしのさまざまなプチストレスを見直しています。そんな私が今回ご紹介するのは食事の準備をちょっとだけラクにするメモ術。料理が苦痛だった私がなんとか産後の食事づくりをやりくりできている、その要となる「ごはんしたくメモ」をご紹介します。
すべての画像を見る(全5枚)食事の支度は料理だけじゃない
まずポイントとなるのは、「ごはんしたくメモ」で効率化できるのは料理だけじゃないということです。
感覚でさっとつくれる方もいらっしゃるかもしれませんが、料理ビギナーの私の場合、在庫を把握し、栄養バランスを考えながらメニューを決め、買い物メモをつくり、買い物に行き、買ったものを仕分け、下ごしらえして料理に取りかかる。このさまざまな工程で、その都度考えたり、調べたりしなければいけません。
このメモでは、こういった一連の流れを少しでもラクにするべく、ひと目でわかるようにまとめました。
ごはんしたくメモでわかること
メモの全体像が
こちら。「こんなにたくさん書くなんて面倒だ…」と思うかもしれません。でも、そのひと手間がたくさんある工程をぐっと縮めてくれるのです。
このメモを使う前は、献立決めと買いものメモづくりで何回も冷蔵庫を開け閉めしたり、メニューを決めるときと実際につくるときと、同じレシピを2度も調べたりと、ムダな時間がありました。
でも、このメモがあれば1枚に食事にまつわる情報がぎゅっと凝縮されているので、ムダをカットし、時短につながるのです。
1.メニュー内容と栄養バランス
まずは紙を6等分(折りにくければ8等分にして、余白につくった感想などを書いても)にします。
これで1日分(朝・昼・晩)が書き込めるようになっており、シート1枚で3食のメニューが分かります。慣れてきたら主菜・主食・副菜を〇や△などの記号で分類するのもおすすめ。栄養バランスもひと目で把握できるようになります!
2.家にある材料と買わなければいけない材料
献立を考えながら、必要な材料を書き出します。わが家では、冷蔵庫がほぼ空っぽのときはレシピ本をぱらぱらめくりながら「つくりたいメインメニュー」を探します。中身がいろいろあるときは「余り野菜でつくれるもの」を基準に考えます。
レシピ本のメニューを試すときは、タイトルとページ数を簡単に書いておくと便利。つくるときに「何ページだったっけ?」と探す手間を省けます。
材料を記入したら、すでに自宅にあるものに線を。これで「家にある材料」と「買わなければいけない材料」を区別できます。
3.そのまま出せるものと調理しなければいけないもの
常備菜やお総菜などの調理せずに出せるものと、食事の前に調理しなければいけないものを色で区別できます。
ごはんしたくメモを使う前は、とにかく食事づくりに時間がかかっていました。
考える・調べる・チェックする、この3つの作業だけでもおそらく1~2時間かけていたと思います。
ですが、このメモを使うと、最初に少し時間をとっておけば、あとは考えなくても大丈夫。作業の手を止めることがなくなるから、結果的に「ごはんしたく」のストレスをなくし、時間の節約もでき、さらに材料をムダにしてしまうこともありません。
食事の支度に悩んでいる方は、ぜひ一度試してみてくださいね。
【三條凛花さん】
ライター、整理収納アドバイザー。夫、子ども(2016年4月誕生)の3人+2猫暮らし。家事をムリせず楽しく続ける工夫を発信。ブログ
「366日のとっておき家事」