毎日暑いし、忙しいし、夕食をつくる気力もない…という人にこそ、おすすめしたいのが、つくりおきスープ。こんな暑いときになんでわざわざスープ!?という声が聞こえてきそうですが、「スープはとても底力のある頼れる料理なんです」と料理家の森崎繭香さん。「忙しい平日のために、週末にたっぷりひと鍋のスープをつくるだけ。そうすれば、そのままでも食べられるし、簡単に別の料理にアレンジできるんです」。

 今回は「豚バラと大根の和風ポトフ」のつくり方と、こちらを使ったアレンジ料理のヒントをご紹介。なお、

ESSE10月号

では森崎さんによる様々なつくり置きスープとそのアレンジレシピを公開しているので、そちらもチェックを!

つくり置きスープ
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まずは、豚バラと大根の和風ポトフのつくり方を紹介

ボリューム感があるのに、上品で繊細な味わい。「がっつりしたおかずに展開したいので、豚バラ肉も大根も、大胆に大きく切るのがポイント。ショウガやネギを入れることで、味に深みが出ますよ」

[材料](8人分)

・豚バラかたまり肉 600g
・大根 小1本(800g)
・塩 適量
・水 7カップ
・長ネギ(1cm厚さの斜め切り) 2本
・ショウガ(薄切り) 1かけ
・粗びきコショウ(黒) 少し

[つくり方]

(1)豚肉は全体をフォークで刺し、塩小さじ1をもみ込み、ラップで包んで30分おく。出た水分をペーパータオルでふき取り、1.5~2cm厚さに切る。

(2)大根は厚めに皮をむき、3cm厚さの半月切りにし、面取りをする。

(3)鍋に1と2、かぶる程度の水(分量外)を入れ、火にかける。煮立ったら弱火にし、アクを取りながら20分ほど下ゆでする。大根に竹串がすっととおったら、肉と大根をザルに上げる。

(4)鍋に分量の水と3、長ネギ、ショウガを入れて火にかけ、沸騰したら弱火にし、フタをして30分ほど煮る。塩小さじ1、コショウで味をととのえる。

つくった和風ポトフを使ったアレンジ3例

●こっくりとした炒め物にアレンジ

 具の大きいポトフはそのまま食べるのはもちろん、片栗粉でとろみをつけて具と炒めるだけで、こっくりした炒め物にアレンジできます。スープを吸った大根がジューシーな仕上がりに!

●香ばしい焼き物にアレンジ

 ポトフの具だけを、表面の水分をとばすように焼きつけるだけで、香ばしい焼き物にアレンジできます。しょうゆとみりんで味をととのえて!火がすでに通っているので、味がすぐにしみ込んで10分たらずで完成しますよ。

●ポトフのスープをラーメンに活用

ラーメンに活用

 スープだけを使い、麺を投入してラーメンにも。うま味の溶けだしたスープは絶品!好みの野菜を炒めてのせるだけで大満足な一品になります。

 いかがでしたか?ぜひみなさんも、つくりおきスープを味方につけて忙しい毎日を乗りきりましょう!