雑誌の付録や、買い物の特典などで、エコバッグを入手する機会が増えています。いつの間にかたんすの肥やしになっているという人、収納に活用させてみませんか?
整理収納アドバイザーで、「無駄を省いたシンプルな暮らし」を目指すlinenさんは、袋収納の達人。
袋使いのルールは、エコバッグや紙袋など“家にもともとあるもの”を、余計な手間をかけずに使うということ。
こちらは、白と落ち着いたダークブラウンのツートンカラーでまとめた、linenさんのリビング・ダイニング。大きな家具は置かず、すき間や壁に袋を使い、収納スペースにしています。
リビング・ダイニングのこまごましたものを「袋収納」ですっきりと
「お店の紙袋や雑誌の付録のバッグなど、いつのまにか増えている袋を捨てるのがもったいなくて、収納に使ったらすごく便利だったんです。大きく口が広がって出し入れがしやすいし、使っていくうちに汚れたら、惜しみなく捨てられるのもうれしい」と話すlinenさん。
かっちり形が決まったボックスやカゴと違い、入れるものに合わせて、形を変えられるのも、袋収納のよいところだそう。
「ここに収納を増やしたら便利かな?と思ったら、収納グッズは買わず、まず袋を置いてしばらく様子を見てみます。取り出しにくいな、もっとマチがあった方がいいな、など、試してみると自分にぴったりの袋と収納の仕組みが見つかるんです」
ここではlinenさんのリビング・ダイニングの袋収納について、詳しく教えてもらいました。
●階段の手すりのトートにお掃除ロボットの充電器を
お掃除ロボットはコンセントが近い、階段の踊り場に。
「充電器を床置きしているのがイヤだったので、袋収納を活用。雑誌の付録のバッグに入れ、手すりにかけてしまえば、リビングがすっきり見えます」
充電台やコードなど形がバラバラなものもすっぽり!
「付録の袋も、無地の面を前にして、シンプルに見えるように」
●ペット用品はケージの近くに。インテリアになじませ、使いやすく
汚れたらすぐ掃除ができるよう、愛犬のトイレ用品などのグッズをケージのそばのカゴに配置。
「トイレシートはかさばるので、エコバッグに入れ壁につり下げ。さりげなくインテリアとなじませています」
カゴの中も袋収納を実践。保存用袋には散歩で使うゴミ袋を。消臭スプレーは紙袋に立てて収納しています。
「口はあえてあけたままに。紙袋が仕きりにもなり、上から見てすぐわかるから、取り出しもスムーズ」
●ルーターは壁につるして隠しながら収納
インテリアにそぐわないルーターは、袋に入れて目隠し。
「壁につるすだけで、新しく収納スペースがつくれるのも袋のいいところ」。白い袋で壁となじませるのもポイントです。
※ただし温度の管理や風通しには注意しましょう。