宝塚歌劇をこよなく愛するヘアメイクアップアーティストの山本浩未です。私、“TAKARAZUKA”を知って人生が変わりました! そんなTAKARAZUKAのすばらしさをみなさまにお伝えするべく、観劇の感想や、今後の公演への期待を綴ります。すべては私の妄想、個人的な感想&意見でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
Vol.2 命の尊さを知ったヴァンパイアが「人間」になろうとする物語『ヴァンパイア・サクセション』
今回観てきたのは、KAAT神奈川芸術劇場での宙組公演『
ヴァンパイア・サクセション』。
現代のニューヨークに甦ったヴァンパイア・アルカードは、時の流れのなかで、人を襲うことも十字架を恐れることもなくなっていた。あるとき、ハロウィンの仮装パーティに「ヴァンパイア役」で参加したアルカードは、歯科医を目指す大学生のルーシーと出会う。次第に彼女に惹かれていったアルカードに人間になりたいという欲望が高まる…。
21世紀に生きるヴァンパイアの親近感溢れる姿を、コメディタッチでありながらもハートフルに描き出しています。
ヴァンパイアものにぴったりの、麗しいタカラジェンヌたち
TAKARAZUKAでよくあるヴァンパイアもの。ヴァンパイアの登場人物は麗しくなくてはなりません。真風(涼帆)さんの黒髪をザッと後ろで束ねたヘアスタイル、二番手の愛月(ひかる)さんもやや長めで、さり気ないヘアスタイルはスラリとして現代的なイケメンぞろいの宙組ならでは! ヴィジュアルばっちり♡若手の和希そらの少年マンガ的男子との対比も楽しい。研3(研究科3年生)のヒロイン星風まどかちゃんは小さなベビーフェイスに長い手足、真風さんの胸にすっぽりと収まるとこが♡
怜美うららちゃんの珍しいハッチャケ演技、べらぼうに美しいだけでなくホントに上手い役者さんです。
●こちらも注目!
梅田芸術劇場メインホール公演分のチケットが5月29日(日)に発売される『
ローマの休日』。イタリアのローマを舞台に、新聞記者ジョーとアン王女との恋を描いた映画「ローマの休日」は、公開から半世紀を経た今もなお、世界中の人々から愛され続けています。この不朽の名作を、早霧せいなと咲妃みゆを中心とした雪組がミュージカル化しました。
『
ルパン三世 —王妃の首飾りを追え!—』『
るろうに剣心』と、アニメ原作で大ヒットを続けてる雪組ちぎ&みゆコンビの名作映画版! 名古屋、梅田、赤坂と3か所での公演です。役替わりを観に、梅田遠征もしまーす!
【山本浩未】
宝塚をこよなく愛する乙女系ヘアメイクアップアーティスト。「生活者としてのキレイ」をテーマに活躍中。シンプルでわかりやすい美容理論を元にメイクアップ、コラムの執筆など連載を持ち、健康的で美しく暮らす、ライフスタイルが世代を超えた女性に支持されている。「
きれいは力」(幻冬舎刊)、「
美人メイク基本の“き”」(宝島刊)、「
同窓会で二番目にキレイになるには …」(小学館刊)など著書多数