暖かくなり、春らしい華やかなメイクが気になる時季。でも、なにを取り入れたらいいのかわからない…。そんな人におすすめの、1アイテムで一気にあか抜けるアイテムは「赤リップ」です。
ESSE世代におすすめの色選びとメイクテクニックを、人気ヘアメイクアーティストの山本浩未さんに教えていただきました。
山本浩未さん直伝 ひとワザで完成!春の口元はシアーな赤リップで軽やかに仕上げて
この春も引き続き人気の赤リップ。ただし、その質感が進化している、と山本さんはいいます。
「赤リップはあか抜けメイクの代名詞ともいえるアイテムで、旬顔づくりには不可欠。とくにアラフォー世代は、ふんわりしたピンクよりも、ある程度主張のある色を選んだ方が顔色も明るく見えます」
とはいえ、真っ赤なリップには抵抗がある人も…。そんな人には、透明感のある、シアーでつややかなタイプがおすすめだとか。
「軽やかに仕上がり、主張しすぎないから、自然に顔に溶け込みます。ラフに塗ってもさまになるし、輪郭を意識して塗れば、きちんと感も出せますよ。春夏はきれいな色を取り入れてほしいから、ぜひ赤リップに挑戦してみて!」
派手に見えがちな赤リップもシアーな発色を選べば、親しみやすい印象に。ピンクのチークを合わせることで、はつらつとしたメイクが完成します!
1.リップの断面を使い、下唇の中央から塗る
まずは下唇がしっかり色づくように、中心部にしっかりとリップをのせる。クレヨンで塗るように、断面部分を唇に当てて。
2.上下の唇を合わせ、上唇にも色をなじませる
下唇にリップを塗ったら、上には塗らず、唇を合わせることで色を移す。こうすることでリップのつけすぎを防ぎ、ナチュラルな仕上がりに。
3.リップのエッジを立てて唇の輪郭を整える
上下の唇に色がなじんだら、リップの角を使って輪郭を整える。とくに上唇の山と口角部分はにじみやすいので、丁寧になぞって。
●<塗り方アレンジ1>指でポンポン塗るとカジュアルな仕上がりに
カジュアルにつけたいときは、指にリップをとり、唇全体にポンポンと色をのせて。
輪郭を意識しながら、スタンプを押すようにして色をのせるのがコツ。
●<塗り方アレンジ2>リップライナーを使ってきちんと感をアップ
リップを塗ったあと素の唇に近い色のリップライナーで輪郭を整えれば、きちんとした印象に。
全体を囲むとやぼったく見えるので、山部分と下口角のみにラインを引く。
【山本浩未さん】ヘアメイクアップアーティスト。ESSEをはじめ、女性誌やテレビなどの各メディアで活躍するほか、全国で講演やセミナーも行う。各世代の女性の悩みに寄り添いながら、トレンドを取り入れたメイクが人気。近著に「
おとな美人を作る「メイクの基本」」(宝島社刊)「
今治美肌タオル付き山本浩未のスチームON顔(おんがん)」(講談社刊)「
きれいは力」(幻冬舎刊)、「
美人メイク基本の「き」」(宝島刊)、「
同窓会で二番目にキレイになるには…」(小学館刊)など著書多数