●ワクチン未接種の夫の症状が悪化。声を出すのもつらい状態に…

マスクをして苦しそうな男性
ワクチン未接種の夫の症状が悪化…(※写真はイメージです)
すべての画像を見る(全5枚)

コロナ発覚から3日後にはちょっとした料理や家事はできるくらいに回復したAさん。子どもも一時は高熱が出ましたが4、5日で回復。Aさんの母親も発熱はなく、のどの痛みが2週間ほど続く程度だったそうです。

一方、ワクチン未接種で軽いぜんそくを持っていた夫の回復には10日ほどの時間がかかり、一時期は呼吸が苦しくなるといった症状も。

「夫も自分と同じように回復すると思っていたので、症状の悪化は想定外でした。高熱が1週間続いて、やっと熱が下がったと思ったら、気管支のほうに不調が出てしまったようです。

家の階段の上り下りなど日常の動作も厳しく、声を出すのもつらかった様子。寝ているときに急に息苦しくなることもあったのだとか。オンライン診療を受けて処方された、痰切りや解熱剤、漢方薬などを使って呼吸をラクにしたそうです」(Aさん)

●自治体の窓口に相談するも、入院は難しく自宅で過ごすことに

症状が悪化し苦しそうな夫に対し、入院の必要があるのではないかと考えたAさんは、自治体のコロナ相談窓口に電話で相談しました。

しかし、答えは「現時点では入院できるような医療機関の調整は難しいので、自宅療養をお願いしたい」というもの。

「電話の向こう側からは、相談窓口の現場のひっ迫した雰囲気が伝わってきました。これはもう本当に自宅療養のまま自力で回復を待つしかないんだな…と覚悟しました。夫の症状が悪化したら『救急車を呼んでください』というアドバイスをもらいましたが、もしそうなったとき、救急車を待っている間に夫になにかあったらと思うと、気が気ではなかったです。

最終的に自宅療養中に回復することができたのでよかったのですが、これまでの風邪やインフルエンザなどとはまったく異なるとても辛そうな症状を見て、これがコロナなんだ…と恐ろしくなりました」(Aさん)

●感染後ますます高まったコロナウイルスへの危機感

手洗い
感染後、コロナに対する危機意識がさらに高まったそう(※写真はイメージです)

コロナに感染する前も、マスクや帰宅後の手洗い消毒、人混みにはなるべく行かないなど、一般的な注意は払ってきたAさん。それでもコロナに感染してしまったことで、コロナに対する危機意識はますます高まったといいます。

「夫の症状の悪化を目の当たりにして、コロナは本当になにが起きるのかわからない病気なんだということを実感しました。感染直後なので自分たち家族には抗体があるのかもしれませんが、かかったからこそ、その後のリスクを考えて自分を律しようという気持ちが生まれました。

まだまだ我慢が必要ですが、子どもが家で楽しめる遊びなどを見つけて、工夫しながら過ごしていけたらと思っています」(Aさん)

だれであっても、感染後に症状が急変するリスクのあるコロナウイルス。感染しないよう十分に注意することに加え、もし感染してしまった場合を想定し備えておく重要性もさらに高まっていきそうです。