●コロナ禍が夫を変えてくれた

きっと多くのお母さんが一度は経験したことがと思うのですが…小さな子どもはとくに目が離せないので、料理や洗濯をするときも、子どもを目で追いながらこなして、ストップがかかれば途中でやめざるを得ず、中途半端。

ただ、ご飯を食べるだけ。
ただ、洗濯物を畳むだけ。

それが、なぜか一筋縄ではいかないんです。最後までやり遂げられない。子どもを育てるってそういうこと。それをわかってもらうにはやはり、同じ経験をしてもらうのがいちばんではないかと思います。そういう意味ではこのコロナ禍はもってこいのタイミングだと思いました。

最初はイライラされたり、こちらもイライラして、何度ももめるかもしれませんが、人って何歳になっても変われるものだと思います。実際にうちの夫は2人目が産まれてかなり変わりました。このまま、1人目の時代にワープしてほしいくらい(笑)。

●ひとりで抱え込まないために、まずは気持ちを伝えてみよう

はんにゃ川島さん夫婦と長女
第2子・長男を妊娠中だった頃の川島さん夫婦と娘さん
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もし、ワンオペで悩んでいるなら、まずはあきらめずにきちんと伝えること、同じ経験してもらうことが、いちばんかなと私は思います。私は嫌な雰囲気になってまで気持ちを伝えることが、面倒臭くて自ら避けてしまっていたのですが、きちんと伝えたら、夫が変わり始めました。

●夫・川島さんの意見は?

この記事のことを夫に伝えたところ、「娘が生まれた頃は、仕事で家をあけることが多かったのですが、育児の資格なども取っていたことから、自分の子育て論を押しつけてしまっていました。『寝るときは心臓を同じリズムでトントンして』など、細かくリクエストをしたり…。息子が生まれて、子育てに正解はないことに気づき、考えも改まりました。まだたまに言いがちですが…」とのこと。

気づいてくれたのはよかったなと思います。今後もお互いに気になることは、ちゃんと言葉にしながらやっていけるといいなと思います。

【後編は8月31日に公開予定】

【川島菜月さん】

1990年生まれ。お笑いコンビ・はんにゃのツッコミ担当、川島章良の妻。現在はブロガーとして「

川島菜月のオフィシャルブログ」にて、育児や家族のこと、手間抜き家事、節約術などを発信し、多くの支持を集める。2021年春より夫婦のYouTubeチャンネル「川島夫婦チャンネル」も開始。