並べて重ねてひっくり返してと、自在な組み合わせでさまざまな使い方ができるウッドスタンド。ディスプレイにはもちろん、実用収納にも使えるおしゃれなウッドスタンドを、簡単100均DIYでつくってみましょう。ハンドメイド雑貨やインテリアに関する著書もあるpinkoさんに、つくり方を教えてもらいました。
すべての画像を見る(全14枚)材料は100均のまな板と角材だけ
コンパクトで飾る場所を選ばないシンプルなウッドスタンド。上の写真のように2つのスタンドを横に並べ、片方を逆さまにすればおしゃれな「ブックスタンド&ミニラック」に。
縦に重ねてアレンジすれば、2段使いが便利なミニラックのできあがり。縦に横にと自在な組み合わせアレンジを楽しむことができるウッドスタンドを、100均DIYでつくってみましょう。
材料として使ったのは「まな板」と「角材」です。まな板はセリアのものを2枚(小)と、キャンドゥのものを1枚(大)使いました。角材は1.5㎝角程度のものを用意しましょう。
長めのミニビスがポイント。ウッドスタンドのつくりかた
角材をカットしてまな板に取りつける
角材をまな板(小)の短辺と同じ長さにカットします。今回はセリアの木製角材を使いましたが、3本セットで販売されているのでコスパも高くオススメです。
カットした角材をまな板に取りつけます。まな板の端に2本のネジでしっかりと取りつけましょう。これがスタンドの脚部分になります。
スタンド型に組み立てる
まな板(大)にスタンドの脚を立て、接着剤で仮固定します。それぞれの脚をまな板の端から1㎝ほど内側に立てることで、強度と見た目のバランスが高まります。
仮固定した脚を、ネジでしっかりと取りつけます。角材部分とまな板部分に数本のネジを入れることで、さらに固定強度を上げることができます。
薄い木材同士の固定にオススメなのがこちらの「ミニビス」。細くて長い木工用のネジなので、強度を出しにくい薄い板同士の固定にぴったりです。
ウッドワックスで仕上げる
組み上がったウッドスタンドを古材風にペイントします。今回は「オールドウッドワックス」というワックス剤を使って、古道具のようなレトロな色味を表現してみました。
チークとウォルナット2色のワックスを適量ウエスにとり、上からポンポンとたたくようにして塗り広げます。刷り込むように塗ってしまうと塗料が混色し、色の濃淡がうまく出せないので注意しましょう。
これで、おしゃれなウッドスタンドが完成です。同じものをいくつかつくっておくことで、組み合わせのバリエーションも広がります。
自由な組み合わせでおしゃれにアレンジ
スタンドを逆さまにして横に並べれば、コンパクトなブックスタンドに。デスクやローボードの上など、ちょっとしたスペースにぴったりのシンプルなスタンドです。
スタンドの脚が本をしっかりとホールド。角材で補強した脚を長めのネジでしっかりと固定しているので、ぐらつきの心配もありません。
狭いスペースには、スタッキング使いもおすすめ。縦にも横にも組み広げることができる、マルチユースなウッドスタンドです。
向きや置き方を変えることで、自由なレイアウトを楽しめるウッドスタンドのつくり方をご紹介しました。材料費わずか数百円というコスパの高さも100均DIYならではの魅力です。みなさんもぜひつくってみてください。
※設置の際には耐荷重に注意し、また地震の際などに落下してケガをしない場所を選びましょう
●教えてくれた人/pinkoさん
「お金をかけないインテリア」をモットーに、家具や雑貨をDIYし、自分スタイルのナチュラル賃貸マンションライフを楽しんでいる。 『かんたんDIYでつくるおもてなしインテリア』(扶桑社刊)など、 ハンドメイドやインテリアに関する著書もある