家の中のムダな空間、収納スペースに変身させられたらいいと思いませんか。市販の家具を探すのもいいですが、DIYで棚をつくれば、自分の思いどおりのサイズにできます。注目は、工具を使わずに室内に柱をつくれる「ディアウォール」。これを使えば、DIYのハードルがぐんと下がります。今回は、ホームセンターで売られている木材と組み合わせて、キッチンのカウンター下にピッタリサイズの収納棚をつくった事例を紹介します。希望どおりのサイズの棚がつくれる簡単DIY。ぜひ参考に!
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工具を使わないDIYツール!壁や床を傷つけず設置できるディアウォール組み合せる木材は、ホームセンターで必要な長さにカット!家族で実践!木材とディアウォールを使って棚づくり開始キッチンカウンター下の空間が、ピッタリ収納スペースに!工具を使わないDIYツール!壁や床を傷つけず設置できるディアウォール
ディアウォールとは、若井ホールディングスが発売しているDIYツール。工具を使わず、室内に柱をつくれるアイテムです。突っぱり棒の要領で、バネを利用して突っぱるので、壁、床、天井を傷つけません。
そしてこのディアウォール、市販の木材と組み合わせれば、好みの壁面収納をつくることができます。たとえば、柱にフックをつければ帽子かけに、柱2本に棚受けをつければ棚に!
今回筆者が使用したのは、「ディアウォールS」。価格は1500円程度。また、簡単に棚を取りつけることができる「棚受け」も使用。こちらは700円程度。いずれもホームセンターで購入できました。
組み合せる木材は、ホームセンターで必要な長さにカット!
次に材料となる木材を用意します。今回は「1×6」の木材を使いました。
「1×6」とは、1インチ×6インチのことで、木材の大きさを表しています。木の断面でみると、縦が1インチ、横が6インチという意味。
世界共通の均一サイズで、日本のホームセンターでも「1×6材」という名称で販売されています。規格商品で量産されているので、ほかの木材に比べて値段が安い木材。
木材売り場の横にある木材加工場で、必要な長さにカットしてもらうことができました。
家族で実践!木材とディアウォールを使って棚づくり開始
木材を家に持ち帰ったら、さっそく棚づくりスタート。家族みんなでつくってみました。
まずは、ヤスリがけ。ザラザラした手触りの木材を、紙ヤスリを使って木目に沿って均一に磨いていきます。大量の粉じんが出るので、ベランダなどの屋外で行いました。
木材の表面がなめらかになったら、次はペイント。この作業は行わなくてもOKですが、塗ると部屋の周囲の色味とあわせることができ、インテリアになじみます。
紙ヤスリがけ&ペイントずみの2×4(ツーバイフォー)材を販売しているホームセンターもあるので、この手間を省きたければ、こういった木材を購入する手もありそうです。
電動ドリルで好みの高さにディアウォールの棚受けをつけたら、「ディアウォールS」を木材にとりつけて差し込みます。最後に棚をのせれば完成!
キッチンカウンター下の空間が、ピッタリ収納スペースに!
この写真は、DIYする前の散らかった様子です。
収納できずにイライラしていたキッチンカウンター下に、ピッタリサイズの収納棚をつくることができました。
次は、この空間も有効活用したい!と、さまさまなアイディアが浮かんできます。工具をほとんど使わずできるので、子どもも一緒につくれて、おうち時間が楽しくなるのもうれしいポイント。ぜひ参考にしてください。