年末に向けて、そろそろ大掃除の時期。あふれるものを捨てたいけれど、「まだ使えるかも?」「もったいないかも?」と、迷いが生じてなかなか先に進めない人も多いのでは。
ここでは整理収納アドバイザーの中山真由美さんに、ついため込んでしまいがちな、タオルや傘などの日用品の適正量を教えていただきました。
タオル、傘などの日用品は一定数で処分を
「必要以上にものを持ちすぎるせいで収納が追いつかず、部屋にあふれているというお宅は多いんです」と話す中山さん。
ものをたくさんもっていると安心かもしれませんが、実際に必要な量は意外と少ないもの。適正量を守ってもちすぎない方が、管理もラクになり暮らしがまわるようです。
あると便利という心理が働いて、ついため込みがちな日用品。
家族の数に見合ったそれぞれの適正量を知って、本当に必要な数だけに囲まれた快適な空間を目指しましょう。
●タオル・ハンカチ:タオルは家族分+2枚、ハンカチは1人3~5枚が目安
すべての画像を見る(全3枚)毎日のように洗濯する家庭なら、タオルは家族の人数分と予備の2枚があればことたります。ハンカチは汚す頻度が高い子どもは多めに5枚、大人は3枚を目安に。
●歯ブラシ:ストックは2本あればOK!
夫や子どもの買い替え希望にすぐ対応できるよう、ストックが2本あればOK。いつ使うかもわからないアメニティーグッズは処分しましょう。
●電池:災害時を考えて単3、単4は2セット、単2、単1は1セット
よく使う単3、単4電池は8本入りを2セット、単2、単1電池は1セットが定量。災害時に必要になるので、使ったら補充を心がけます。
●傘:家族分+1本が適正量
傘は家族の人数分+予備の1本を残し、あとは処分を。折りたたみ傘は各自1本持ち、予備は不要。日傘は家族で1本あれば十分です。
●トイレットペーパー:12ロール入りのものが1つあれば十分!
場所をとるトイレットペーパーはストック不要!残り2ロールになったら、12ロール入りを買いたすサイクルにすれば困りません。
●紙袋・レジ袋:紙袋は大小各2枚、中3枚。レジ袋は大小各10枚ずつを定量に
人にものを手渡したり、ゴミを入れたりと便利なものですが、ありすぎてもじゃまなだけ。紙袋は大小各2枚、中を3枚。レジ袋は大小各10枚ずつあれば余裕で間に合います。
●文房具:使う場所に1つずつ。ストックはなくてよし!
引き出しにたまりがちなペンやハサミは、リビングやキッチンなど、使う場所に1本ずつ配置してみましょう。数か所に配置しておけば、どれかが使えなくなってもあわてないので、ストックいらずです。