今年こそ確実に貯金したい!というエッセ読者の声に応えて、家計再生コンサルタントの横山光昭さん監修のもと、「お金カレンダー」をつくりました。月ごとにまとめた予想される出費&おトクな情報をしっかり意識してやりくりを実践すれば、貯め上手に!
今回紹介するのは4月から6月まで。ぜひ家計管理に役立ててください!
4月:なにかと物入りな4月。新生活に見合ったやりくりを
転勤や異動などで給料が変わる一方で、新学期から子どもが習い事を始める家庭も。出入りが激しいこの時期、なんとなくお金を使うのは禁物。買う前に「本当に必要?」と考える習慣をつけて。
「子どもの習い事も、『友達が行くから』ではなく、予算を決めて厳選を。中学生までの教育費は、月収の10%以内が目安です」
●<支出>ゴールデンウイークのレジャー:1人当たりの国内旅行費用3万5200円
1泊以上の旅行費用の平均は、1回1人当たり国内旅行で3万5200円、海外旅行は25万7000円。国内、海外ともに減少傾向にあります。
※JTB「ゴールデンウィークに、1泊以上の旅行に出かける人の旅行動向の見通し」(2017年)平均旅行費用より
●<支出>新生活の準備
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生活用品は、購入が重なると意外な出費に。100円グッズなどを上手に活用して。家電を買うなら3月までに型落ちを、家具は4~5月に処分品を買う方が割安。
●<おトクなチャンス>家具の在庫処分セール
入学や転勤が一段落して、家具の在庫品放出がスタート。とくに、学習机は4~5月に値引きして、在庫を処分するお店も多いので、見逃さないで。
●<おトクなチャンス>ランドセルのセール
来年子どもが小学生になるなら、この時期に購入を。今年のモデルが型落ちになり、7万円→4~5万円など、30~40%割引にも!
5月:新しい給与になって1か月。こづかいも合わせて増減を
新年度が始まって1か月、生活も落ち着いてくる頃です。4月からの新しい給料に合わせて、あらためて予算を立て直しましょう。
「住宅費、通信費、生命保険料といった固定費(※)の理想の割合は、月収の45%以内。大きく超えている人は、保険料やケータイ代を中心に見直しを。こづかいも家族全員の合計が月収の10~12%以上なら、話し合って見直しましょう」(横山さん)。
※固定費:住宅費、通信費、生命保険料、こづかいなど変動しない費用
●<支出>こづかいの見直し:夫:3万855円 妻:2万1325円
全国の20歳以上の夫婦のこづかいの平均は、夫3万1764円、妻1万8424円。平均では2万5082円で、2007年の調査開始以来最低の数字となりました。
※明治安田生命「家計」に関するアンケート(2017年)家計管理とおこづかいより
●<支出>自動車税:3万4500円
毎年4月1日の時点で、自動車を所有している人にかかるのが自動車税。名義変更や廃車は3月31日までに行いましょう。
※排気量1ℓ超~1.5ℓのクルマに対する自動車税
●<支出>母の日:プレゼントの予算:7368円
母の日のプレゼントで圧倒的に多いのは花で、平均額は7368円。ちなみに、父の日はお酒で5295円。
※株式会社ビデオリサーチ「母の日に関する調査」(2014年)予算額の平均より
●<おトクなチャンス>賃貸物件の家賃の値引き
家賃の値引き交渉は、この時期に。空室が出ると秋の転勤時期まで埋まりにくいため、交渉で5000円、1万円の値引きも可能。
6月:ボーナスの使い方がポイント。貯金や特別費を確実にキープ
1年のうち半年が過ぎ、思うように貯金できていない人も、ボーナスは起死回生のチャンス! 支給額の半分を目標に、貯金しましょう。
「同時に、固定資産税などの特別支出、急な支出に備える予備費も取り置くこと。月の家計が安定して、貯金しやすくなります」。残ったお金の使い道を家族で話し合うと、夫や子どもも家計に協力的になりやすいはず。
●<支出>結婚式:祝儀(相手が友人の場合)3万円
友人の結婚式に招待された場合のご祝儀の平均は、3万円。親族なら倍以上に。結婚式の予定がある人は、ボーナスなどで準備しておくと安心。
<祝儀の平均>
・(相手が)親族:6万5000円
・(相手が)部下:3万8000円
※ゼクシィ「結婚トレンド調査」(2017年)ゲスト1人当たりのご祝儀平均額より
●<支出>固定資産税
毎年1月1日の時点で、土地や家屋などを所有している人にかかるのが固定資産税。納付時期は自治体で異なりますが、多いのは4~6月。年4回に分けての納付も可能。
●<おトクなチャンス>お中元の早割
多くのデパートやスーパーが6月中に予約すると10%割引などの早割を実施。送料無料の特典つきも多いので早めに手配を。