排水カゴはキッチンのヌメリや悪臭の元凶。カゴを使わずにゴミをキャッチできる商品が人気です。引っ越しを機に整理収納アドバイザー準1級の佐野久美子さんは、100均の排水カゴを使ってプチリメイクに挑戦。カットするだけでできて、とっても快適だそう!さっそくつくり方のポイントを教えてもらいました。使わない手はないかも!?

100均の白いプラスチック製の排水カゴをカットしリング状にしてネットをかぶせて使用
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以前使っていた「排水口生ゴミ水切り用カゴいらず」もよかったけれど用意するのは100均の排水カゴとハサミ。作業は2~3分

以前使っていた「排水口生ゴミ水切り用カゴいらず」もよかったけれど

「排水口生ゴミ水切り用カゴいらず」に排水口ネットをかぶせ使用

筆者は以前、ダイセルファインケムの「排水口生ゴミ水切り用カゴいらず」を愛用していました。排水口のサイズに合わせてリングの余分な部分をハサミで切り、排水口ネットなどを装着して使う商品です。

備え付けの排水カゴを使わずにゴミをキャッチできるという画期的なアイデア。排水カゴのヌメリを解消でき悪臭も軽減。掃除の手間や掃除に使う大量の水や洗剤の節約にもつながります。

商品はネットショップでの取扱いが多く、商品自体は200円台ですが送料が高いショップが多く、トータルで800円~1000円程度します。

筆者は引っ越しで旧居で使っていたものは処分。新居でも使いたかったのですが、以前よりネットショップの送料の値段が上がったので買い替えをやめました。

失敗を覚悟で100均の排水カゴをリメイクしてみようとトライしたら見事成功。筆者の感想としては、使用感も本家と変わりません。

用意するのは100均の排水カゴとハサミ。作業は2~3分

100均の白いプラスチック製の排水カゴのパッケージ

用意するのは100均で手に入るプラスチック製の排水カゴ1つとハサミ。

筆者はキャンドゥで白いカゴを選びました。本家のグリーンよりもシンプルで気に入っています。しかもmade in Japan。カゴ部分を切るので、金属製ではなくプラスチック製を選んでください。

「ほとんどの排水口に合う」というフレーズ通り、口径113~125㎜の排水口に対応しますが、事前に排水口のサイズを測ってからの購入をおすすめします。

わが家の排水口は100均の排水カゴがピッタリだったので、リング部分を切る必要もありません。

ニッパーと調理ハサミ

道具は、プラスチックをカットするので、よく切れる調理ハサミがおすすめ。ニッパーがあれば凸凹部分を軽減できます。作業はとっても簡単。

カゴ部分を切り落とし、リングにするだけ(持ち手の金具は外します)

100均のプラスチック製排水カゴを切る

プラスチックが固くカゴ網目の破片が飛散しやすいので気をつけてください。

100均の白いプラスチック製の排水カゴを調理ハサミでカット

ゴミ箱の上で作業すると、ゴミ袋の静電気で破片がくっつくので作業しやすいです。

100均の白いプラスチック製の排水カゴをカットしリング状にし、内径の凸凹をニッパーでカット
排水カゴ不要になるよう自作した白いプラスチック製排水口リング

2~3分あれば完成します。

100均の白いプラスチック製の排水カゴをカットしリング状にする

リング内側の凸凹が気になる場合は、ビニールテープでカバーしてください。テープを貼ると、排水口ネットが破れるのを防げて手指のケガ防止にもなります。

本家の「排水口生ゴミ水切り用カゴいらず」はサイズ調整のために、リングを1周ハサミで切るのが結構難しいのですが、こちらはザクザク切って最後整えるだけなので、それほど慎重にならなくてもあっという間に完成します。

でき上がったら排水口ネットをかぶせ、細かな生ゴミをキャッチし1日の終わりに交換します。

お手入れは定期的に洗って、カビ対策に時々漂白すればOK。わずか100円でキッチンがスッキリして面倒な排水口掃除から解放されるので、大掃除が終ったらぜひお試しくださいね。

●教えてくれた人/佐野久美子さん
整理収納アドバイザー準1級。調理師の免許も取得している。「小さな工夫で心地よく暮らす」をテーマに、暮らしを快適にするためのオリジナルアイデアを発信している