毎日の料理は暮らしの根っこですが、調理時間はできるだけ短縮したいのが本音です。外食も以前より減った今、とくに台所家事にストレスを感じてしまいますよね。そんなとき、家事の時短に役立つのがジッパーつき保存袋。

「ジッパーつき保存袋を使った冷蔵庫の整理やちょっとした工夫で、少しずつ時短できます」と話すのは、ライフオーガナイザーの高田舞子さん。高田さんが実践している、ジッパーつき保存袋の便利な活用方法を教わりました。

上手に使えば時短が叶う!ジッパーつき保存袋活用法

ジッパーつき保存袋にお米
ジッパーつき保存袋で家事を時短
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わが家のジッパーつき保存袋は、ダイソーのアイテムのSサイズを愛用しています。お米や使いきれなかった分の野菜を保存するのに、ちょうどいいサイズ感です。

●お米を保存すれば、計量の手間なし

お米も一定の温度で保管したほうが虫がわきにくいので、できるだけ冷蔵保存。野菜室に3kg容器を保管しています。

ビンにお米

ただ、5kg袋を開封しても全部は入りきりませんので、残りはこんな感じで小分けにしてジッパーつき保存袋で保存。あらかじめ、計量して保存しておくことで、忙しいときに役立ちます。

保存袋に入ったお米を持つ様子

お米の計量自体はとても簡単な作業です。

ですが、(1) 容器をあけて(2) 計量カップで2度3度と量を計って(3) 容器を閉める、と最低でも3アクションが必要になります。

帰宅して子どもがぐずぐず言っているさなかの夕飯支度、この時間は戦いです。

そんなとき、あらかじめ計量しておけば、ジッパーつき保存袋からお米をザルにザザーッと入れるだけで、すぐに洗米ができます。

ザルにお米

この方法のメリットは、「なにも考えなくてもいい」こと! 人は一日じゅう、判断や取捨選択をしながら時間を過ごしています。すでに疲れが見えている夕方は脳を使わなくてすむだけで、作業も神経もノンストレスになりますよ。

3人家族のわが家は2合パックが基本ですが、多めに炊きたいとき用に3合パックもつくっています。複数の量を保管しておく場合は、袋を変えたり、マスキングテープを貼ったりすれば、ほかの家族が洗米作業をする際もわかりやすくなります。

●使いきれない野菜も、前倒しカットでジッパーつき保存袋に

献立によっては、ちょっとだけ使いたいタマネギやニンジンなど、一度にすべて使わず余ってしまう野菜もありますね。そのときに使いきらなかった分も、先にカットしてジッパーつき保存袋で保存しています。

まな板にタマネギ

キャベツの芯やタマネギならスライス、ニンジンは乱切りや千切りをしてから、シメジやシイタケもジッパーつき保存袋へ。ワケギや青ネギは最初にすべて小口切りして冷凍保存しています。

袋にタマネギ

袋には日付だけ記載し、冷凍室の野菜用カゴへ。新しいものは後方へ保存、手前側がいちばん古いものになります。

たくさんの袋

料理の過程で「切る」作業は案外時間がかかります。なので、ここを省ければかなりの時短に。

朝の忙しい時間帯にも、冷凍野菜を使えば簡単にみそ汁や野菜スープが完成します。

あと一品たりないときや、あと一食材たしたいとき、みそ汁のねぎたしなど、いろいろ使えて本当に便利です。

●使い終わったジッパーつき保存袋は再利用する?

一度使ったジッパーつき保存袋を再利用するか悩む方も多いと思いますが、私は乾かしきるのもストレスなので、食材を直接入れる場合は使い捨てにしています。
肉なども調味料漬けにする場合は直接入れるので使い捨てですが、ラップで小分けにしてくるんだものを入れる場合は、そのまま何度か再利用しています。

お米の計量や野菜のカットなど、作業自体は簡単なことですが、それを先にすませておくと随分と時短になります。ジッパーつき保存袋を使った前倒し家事、ぜひやってみてください。