ハロウィーンの準備もいよいよ大づめの時期。お子さんがいる家庭はどうしてもキャラクターもので派手にかわいい飾りつけが多くなりますが、今年は少し趣向を変えて、大人ハロウィーンを演出してみませんか?
「定番のオレンジを使わなくても、おしゃれなハロウィーンを演出できますよ」とアドバイスしてくれたのは、フラワーアーティストの梅田佳苗さん。お花をメインに使いながら、モノトーンで大人仕様なハロウィーンの飾り方を教えてもらいました。
カボチャを白くペイントするだけで、大人ハロウィーンの雰囲気に!
ハロウィーンといえば「黒とオレンジ」というイメージを捨てて、今年の秋はモノトーンでまとめた大人ハロウィーンに挑戦してみて。
●おすすめの素材
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カボチャ(この時期は、お花屋さんに装飾用のものが一つ200~500円で売っています)、白い生花(バラ、カーネーションなど)、ドライフラワー(黒やグレー、白い枝、松ぼっくりなど)、絵、ストロー、木箱、花ビンなどモノトーンで統一したいので、カボチャは白く塗ってしまいます。
●コツ1:色とトーン
素材を集める時に統一したいのは、色とそのトーンです。大人っぽいハロウィーンのキーワードはモノトーン。それに馴染む重めのトーンや、グレーやカーキなどあせた色味で統一しましょう。
●コツ2:No!キャラクター、No!イラスト、No!フォント
大人ハロウィーンには、ジャック・オ・ランタンのイラストが描かれたピックはもってのほか。わかりやすくハロウィーン感の出るものはあえて使わず、カボチャだけでハロウィーンを演出しましょう。花ビンとして使うのは、白、透明なガラス(コップでも)、アンティークな木のお皿などがいいでしょう。
ほかにも、白い風船と黒いチュールの組み合わせや、キャンディ、オレオなどのお菓子もモノトーン小物として使えると思います。花にこだわらず、自由な発想で、ショーウィンドウをイメージしながら集めてください。
●コツ3:お花の色と配置
お花は生成色(きなりいろ)ではなく、真っ白の方がハロウィーン感が出ておすすめです。カーネーションは茎の緑が見えないよう、茎をほかのドライフラワーなどで隠して活けます。いくつかの大きさの花ビンを3つほど組み合わせて飾るとバランスがいいです。
後ろに絵を飾ったり、高低差を出したりしながら小物を配置して。花ビンの間にカボチャを置くのもお忘れなく。
●白いカボチャと白い花でシックに
今回は、ペンタイプで手軽な水性サインペンでカボチャを白く塗りました。絵の具がある人は絵の具でもいいでしょう。松ぼっくりも白く塗っています。ハロウィーンが終わったらそのままクリスマスにも使えるのがポイント!
●「やっぱりオレンジのカボチャ」もアリ
白く塗るのが面倒だ、という人や、やっぱりオレンジのカボチャが好き、という方はそのままどうぞ。落ち着いた色味のカボチャなら、大人っぽいテイストからははずれないはずです。
●さらにオレンジの花やほかの色味もたすときは
色みを加えたいときは、落ち着いた淡めのカラーで統一しましょう。強い紫や強いオレンジはポップになりすぎるので注意。
そして色はたし過ぎないことが大事です。ほんの差し色として使いましょう。
いかがでしたでしょうか。「子どもが主役だから、やっぱりカラフルな方が喜ばれる」という場合も、たとえばベッドルームや子どもの手の届かない棚の上など、ほんの一部だけでも大人仕様のハロウィーンにしてみると、グッと雰囲気が変わりますよ。