健康や美容をつかさどるキーワードとして、今や常識ともいえるのが「腸活」。第二の脳とも呼ばれ、免疫システムの司令塔でもある腸内の環境を整えることで、新陳代謝がアップし、ダイエット効果も期待できます。
ここでは、腸のスペシャリスト、順天堂大学医学部教授・小林小林弘幸先生監修のもと、朝食やランチにぴったりな、電子レンジでパパッとつくれる1人分の「“やせる”腸活スープ」3品をご紹介します。
レンジであっという間に完成!ひとり分のやせる腸活スープ
時間がない朝やひとりランチのときに、イチからスープをつくるのは面倒なもの。でもレンチンスープなら、材料を耐熱の保存容器に次々入れて、チンするだけで完成! 洗い物も少なくてすむからいいことずくめなんです。
●やせるレンチンスープ1:豚肉と油揚げ、マイタケのショウガみそ汁【食物繊維4.1g】
定番のみそ汁を健康的にアップデート! ショウガが体を温めて腸を活性化。豚肉の脂っこさもナシで食べやすいのが魅力です。
【材料(1人分)】
・豚バラ薄切り肉 80g
・油揚げ 1/2枚(20g)
・マイタケ 30g
・ショウガ(千切り) 1/2かけ(7.5g)
・だし汁 1カップ
・みそ 小さじ2(12g)
【つくり方】
(1) 豚肉はひと口大に切る。油揚げは半分に切って1cm幅の細切りにする。マイタケは小房に分ける。
(2) 耐熱容器にすべての材料を入れ、フタをずらしてのせる。電子レンジ(600W)で5分加熱し、取り出して全体をよく混ぜる。
[1人分432kcal]
●やせるレンチンスープ2:ベーコンとエリンギのカマンベールミルクスープ【2.3g】
チーズの発酵パワーとキノコの繊維、ダブル効果を期待! チーズのコクでごちそう感もぐんとアップします。
【材料(1人分)】
・スライスベーコン 1枚(17g)
・エリンギ 1/2本(50g)
・タマネギ 1/6個(33g)
・A[水1/2カップ 顆粒洋風だし小さじ1/4 塩、コショウ各少し]
・牛乳 1/2カップ
・カマンベールチーズ 1/4個(25g)
・パセリ(みじん切り) 適量
【つくり方】
(1) ベーコンは1cm幅に切る。エリンギは長さを半分に切って縦半分に切り、端から5mm幅に切る。タマネギは薄切りにする。
(2) 耐熱容器に(1)とAを入れ、フタをずらしてのせる。電子レンジ(600W)で3分加熱し、一度取り出して牛乳、カマンベールチーズをひと口大にちぎりながら加え、さらに1分30秒加熱する。取り出して全体をさっと混ぜ、器に盛りつけてパセリをふる。
[1人分236kcal]
<ポイント>
カマンベールチーズは具材感も残るよう、ひと口大にちぎりながら牛乳と一緒にあとから入れるとおいしい。
●やせるレンチンスープ3:ワカメとアボカドの中華スープ【食物繊維2.8g】
アンチエイジング効果も期待できるアボカド。完熟はもちろんかためのアボカドもスープにすると美味!
【材料(1人分)】
・アボカド 1/4個(正味35g)
・カットワカメ(乾燥) 大さじ1/2
・カイワレ 1/4パック(12g)
・A[水1カップ ゴマ油小さじ1 しょうゆ小さじ1/2 顆粒鶏ガラスープ小さじ1/4 塩、コショウ各少し]
・いりゴマ(白) 適量
【つくり方】
(1) アボカドは皮を除き、縦半分に切り、さらに斜め半分に切る。カイワレは根本を除く。
(2) 耐熱容器に(1)のアボカド、ワカメ、Aを入れ、フタずらしてのせる。電子レンジ(600W)で3~4分加熱し、取り出して全体をよく混ぜる。カイワレを加え、さっと混ぜ、盛りつけてゴマをふる。
[1人分114kcal]
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