片づけても、すぐに散らかって逆戻り…。そんな「収納リバウンド」に悩んでいる人、多いのではないでしょうか。じつはこれを解決する、ある方法があります。それは、そもそも“片づけすぎない”こと。つまり発想の転換です。
この方法を実践しているのが、3年前に建てたマイホームで、北欧インテリアを楽しんでいる整理収納アドバイザー澤井奈緒さん。おしゃれな雑貨が並んだリビングは、子どもが2人いるとは思えないほどすっきりしています。

リビング
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「手間をかけずに片づけるコツは、生活感の出るものは隠してしまうこと。そのために活躍するのが、壁を使った収納と、大小さまざまなサイズのカゴです。壁収納はひっかけるだけ。カゴは定位置を決めて、ものを放り込むだけ。夫や子どもも実践しやすく、散らかりにくいんです」。そんな澤井さんの壁&カゴ収納術を詳しく教えてもらいました。

飾りながら片づけて、ストレスゼロに

ダイニングキッチン

リビング側から見たダイニング&キッチン。北欧を意識したインテリアでそろえ、シンプルですっきりとした空間です。

●イケアの飾り棚を等間隔に3段並べてお気に入りをディスプレー

飾り棚

イッタラやケーラーといった大好きな北欧雑貨は、見せる収納に。イケアの飾り棚を均等に3段並べてディスプレーすれば、お気に入りのアイテムがいつでも目に入り、気分もよくなります。「ストッパーの出っぱりで雑貨が隠れてしまわないよう、あえて棚を逆さにつけています」。

●お気に入りの本は持ち手つきカゴで散らかり防止

手持ちつきカゴ

白樺でできたヴェルソデザインのバスケットは、本や雑誌がたっぷり入るスグレモノ。「持ち手つきなので、ソファの横、ダイニングテーブル、2階の寝室…と持ち運びでき、散らかり防止になります」。

●毎日出し入れするものは使う場所に置き、おしゃれなカゴで目隠し

おしゃれなカゴ

キャビネットの上に置いたカゴには、自分用のハンカチとティッシュ、ホコリ取りのハタキを収納。「毎日使うものだから、さっと取り出せる場所に置くのがベスト」。引き出しに入れてしまうと取り出すのが面倒になってしまいますが、カゴなら取り出すのもラク。「ネット通販で購入した白樺のカゴに入れれば、生活感も出ません」。

●インテリアにもなるフックで壁につるしながらしまう

フックで吊るす

丸い形がかわいいフックは、インテリアのアクセントにもなるお気に入り。「ルームスプレーやマイクロファイバークロスを入れた紙袋とブラシをつるしています。テレビ回りのホコリ、子どもの食べこぼしが気になったときもさっと掃除できるんです」。

●カゴそのものをインテリア化して飾る

カゴをインテリアに

リビングの窓側にある壁には、時計、ポスター、カゴ&スツール、植物を一直線に並べています。そうすることで、まるで絵のように美しいインテリアに。こういったメリハリをつけることで、部屋のムードがぐっとよくなります。

●壁面インテリアの一部になったカゴもクロス入れとして活用

クロス入れに

モミ素材のカゴの中身は、クッションカバー。「すぐ出せる場所にあれば、思い立ったときに模様替えができます。インテリアとしても美しいカゴは、布をかぶせるだけでいいので便利!」。