今年も残すところ1か月をきりましたが、新年のおせちはなにを用意するかもう決めましたか?
高価なおせちをオーダーするのもいいけど、せっかくのお正月だから、手づくりしてみるのもオススメです。
料理研究家の市瀬悦子さんが、フライパンで手軽につくれるローストビーフをメインにした「洋風おせち」を教えてくれました。
簡単メニューを3品つくればOK!ローストビーフが主役の「洋風おせち」
おせちのごちそうメニューの定番となりつつある「ローストビーフ」。難しそうに思えますが、フライパンを使えば、まるでレストランのような一品が簡単につくれます。
「つけ合わせは、黒豆やかまぼこといった定番おせちメニューを、ローストビーフに合わせて洋風仕立てに。この3つをつくってお重につめるだけで、洋風おせちの完成です」と市瀬さん。彩りもよく、子どもから大人まで喜ばれるメニューです。
●フライパンローストビーフ
すべての画像を見る(全7枚)【材料(つくりやすい分量)】
・牛モモかたまり肉(4~5cm厚さのもの) 400g
・A[砂糖小さじ1/2 塩小さじ1 コショウ小さじ1/3]
・タマネギ 1/4個
・サラダ油 大さじ1/2
・セロリの葉 1本分
・赤ワイン 大さじ5
・B[ニンニク(すりおろす)少し しょうゆ大さじ1と1/2 砂糖大さじ1]
・ベビーリーフ、クレソン 各適量
【つくり方】
(1) 牛肉は冷蔵庫から取り出して室温に1時間ほどおき、Aをすり込んでなじませる。タマネギは縦に薄切りにする。
(2) フライパンにサラダ油を中火で熱し、(1)の牛肉を入れる。大きな面をこんがりと焼き色がつくまで1分30秒ほど焼き、転がしてほかの大きな面も同様に焼く。さらに両端の小さな面をそれぞれ30秒ほど焼き、取り出す。
(3) (2)のフライパンをきれいにして、中央に(1)のタマネギ、セロリの葉を広げて入れ、(2)の牛肉をのせる。赤ワイン大さじ2を加えてフタをし、弱火で熱して4分ほど蒸し焼きにする。上下を返して再度フタをし、3分ほど蒸し焼きにする。
※牛肉に竹串を刺して下唇に当て、ぬるい温かさを感じればOK。冷たい場合は再度両面を2分ずつ蒸し焼きにする(4) アルミ箔を25×40cmに2枚切って重ね、(3)を野菜ごとのせて包む。室温に1時間ほどおいて肉汁を落ち着かせ、余熱で火をとおす。アルミ箔から牛肉を取り出し、3mm厚さに切る。アルミ箔に残った肉汁をフライパンに入れて赤ワイン大さじ3、Bを加えて中火で熱し、2分ほど煮つめてソースをつくる。器にベビーリーフ、クレソンを入れて牛肉をのせ、ソースを添える。
[1/4量320kcal]
●かまぼこと紫タマネギのマリネ
【材料(4人分)】
・かまぼこ 100g
・紫タマネギ 1/2個
・A[オリーブオイル大さじ4 レモン汁の絞り汁大さじ1と1/2 塩小さじ1/3 コショウ少し]
【つくり方】
(1) かまぼこはごく薄切りにする。紫タマネギは縦に薄切りにする。
(2) バットにAを入れて混ぜ、(1)を加えてあえる。
[1人分145kcal]
●黒豆チーズのタルティーヌ
【材料(つくりやすい分量)】
・黒豆の甘煮 70g
・クリームチーズ 160g
・バゲット 適量
【つくり方】
(1) クリームチーズは冷蔵庫から取り出し、室温に15分ほどおく。
(2) バゲットは食べやすい厚さに切る。
(3) ボウルに(1)を入れ、ゴムベラでやわらかくなるまで練り混ぜる。黒豆を加えてさっと混ぜ、(2)に均等にのせる。
[1人分108kcal]
の「ローストビーフ&チャーシューが主役! 和・洋・中おせち」では、「洋風おせち」のほかに「チャーシューが主役の中華おせち」や「時短でつくれる! 和の定番おせち」も紹介。切り取って保存しておけるので、おせちづくりに役立ちます!