家のなかでよく目につくはずなのに、掃除や片づけが後回しになりがちな玄関。とくに夏場は汗で靴が蒸れやすく、ゲタ箱のいやなにおいに悩まされる方も多いのでは?
家事の効率化を提案する本間朝子さんに、簡単にできる対策を教えてもらいました。
玄関の悪臭は靴が原因。汗をかいた靴は、湿気を逃してから靴箱へ
“家の顔”であるはずの玄関なのに、靴のにおいが立ち込めて悪臭が。助けて! の声が続々。汗をかいた靴に細菌が発生し、玄関全体にイヤなにおいがこもってしまいます。
「靴は毎日同じものを履かず、一度履いたら2~3日休ませるのがベスト。履いたあとは湿気を逃してから靴箱に入れましょう。湿気を吸う木製シューキーパーやシリカゲル、消臭スプレーなどを使うのもおすすめ。靴箱も、ときどき開放しましょう」
●<ラクラク予防>靴の中にシリカゲルを入れる
すべての画像を見る(全2枚)洗える靴は、コインランドリーにあるスニーカーランドリーを活用するとラク。
「洗えないものは、使用後にしっかり湿気を逃すのが大事。食品などの乾燥剤として使われる、シリカゲルを靴の中に入れておくのも効果的ですよ」
「除菌力に優れた消臭スプレーで、悪臭をカット。持続力も優秀です」
靴の先端にも噴射しやすいよう、逆さにして使用するタイプ。無香料でにおいも残りません。
・くつ&ブーツ消臭Agスプレー 220ml ¥368(協和)
冷房の効かない玄関の掃除に集中しすぎると、熱中症のリスクもありますのでくれぐれもご注意ください。掃除は快適に暮らすことが目的なので、がんばりすぎには注意を、と本間さんもアドバイス。
「できるだけ手間を省けるように、そもそも汚れがつきにくいよう予防したり、便利なグッズを活用するのも有効です。自分の力でなんとかしようと思いすぎず、便利なものに頼れば余裕も生まれます」
また、夏の掃除は完璧を目指さないことも重要です。
「気になるところだけ重点的に予防&ケアすれば、少ない労力で快適に過ごせますよ」
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